2017年3月26日に中京競馬場の芝1200mで開催される第47回 高松宮記念(G1)の予想をしてみたいと思います。
春の季節を迎えて、いよいよG1レースが多くなってきます。競馬界もどんどん盛り上がっていきそうですね。
今回は、先日のオーシャンステークスを制したメラグラーナ、京都牝馬ステークス覇者のレッツゴードンキ、昨年のスプリンターズステークスを勝ったレッドファルクス等が参戦を予定しています。
現時点では、下記の21頭が出走リストに掲載されています。
高松宮記念の過去の傾向
それでは、過去に行われた高松宮記念のレース結果を見ながら、過去の傾向を分析していきたいと思います。
上のデータを見ると、過去5年のうち、1番人気は4回馬券に絡んでいます。2番人気や3番人気も良く馬券になっているので、堅い決着が多い近年の傾向といえます。
過去5年で一番人気が低かったのは、2013年に3着になったハクサンムーンの10番人気(単勝オッズ約85倍)でした。
それ以外では、単勝オッズでは20倍以下の馬を狙うべきデータとなっています。
高松宮記念の過去10年の配当データ
次に過去10年までさかのぼり、払い戻しデータも掲載します。
上のデータを見ると、過去10年では2007年の三連単が50万超えとなっていますが、最近5年のデータでは、三連単でも10万円未満の配当になっています。
過去10年の勝ち馬を見ても、4番人気以内の馬が全て勝っています。
高松宮記念の過去5年の血統傾向
高松宮記念の過去5年のレースで、3着以内になった馬の血統表データも見てみましょう。
この血統データでは、特に印象に残るような血統の偏りはないと思われます。過去5年の勝ち馬の種牡馬も全て違います。
短距離ですし、枠順やレースペース、スタートの善し悪し等に影響される事の方が大きいと思うので、あまり血統にこだわる必要はないレースなのかもしれません。
2017年の高松宮記念に登録している馬の血統表
一応下記にも、今回の高松宮記念に出走を予定している21頭の種牡馬と母父の血統データを掲載します。
中京競馬場の芝1200mの種牡馬別成績
次に、中京競馬場の芝1200mの種牡馬別の成績表です。このデータは今回出走予定の21頭の種牡馬に限定し、2014年から現在までの最新データになります。
下級条件から重賞まですべてまとめたデータですが、サクラバクシンオー産駒が2014年以降は8勝で勝率も13.8%と高い数字になっています。
次にダイワメジャー産駒の5勝、ディープインパクト産駒、アドマイヤムーン産駒、キングカメハメハ産駒の3勝と続いています。
高松宮記念の過去10年の枠順別成績
枠順別の成績も見ていきましょう。注目なのは、過去10年間では1枠と8枠が未勝利になっている事です。
特に1枠は過去10年で2着も一度も無いです。8枠に関しては、2着が4回あるので、1枠か8枠かと比較すると、8枠の方がまだマシだというデータになっています。
一番良いのは2枠で、勝率が2割もあります。スタートをそれなりにしっかり決めて前目のポジションで進めれば2枠というのはチャンスが広がるかもしれません。
1枠だと、内枠過ぎて包まれちゃうリスクもあるので、注意が必要だと思います。
高松宮記念の過去10年の脚質別成績
脚質別の成績も見ていきましょう。下のデータを見ると、逃げ馬というのは過去10年で1勝、先行脚質は5勝、差し馬が4勝となっています。
中京競馬場は直線が長めなので、逃げ切るのはかなり難しいのかもしれません。
他の馬より明らかに力が上位の馬であれば、逃げ切るのも可能なのでしょうけど、基本的には3番手から6番手辺りのポジションで競馬できる馬を狙いたいなと思いますね。
前走に関する分析
今回では、血統に関する分析はあまり意味を持たないかもしれないという事で、前走でどのようなレースを使ってきた馬が強いかを分析してみました。
前走の出走クラスで比較
まずは、前走でどのクラスのレースを使ってきた馬の成績が良いか?を見てみたいと思います。
上記のデータを見ると、前走でG3以上の重賞レースを使ってきた馬でないと馬券になる事は難しいというデータが出ています。
1600万クラスやオープン特別を走ってきた馬は厳しいでしょう。
今回の出走予定の21頭を見ると、オメガヴェンデッタの1頭だけがオープンクラスを使っていて、それ以外の20頭は全て前走で重賞レースを使ってきています。
前走のレース別成績も比較
次に前走のレース別成績も見てみます。
このデータを見ると、前走で阪急杯、オーシャンステークス、シルクロードステークスの3つのどれかを走ってきた馬が比較的良い成績を出しています。
今回の出走予定馬も、これら3つのレースを使ってきた馬が多いです。
3つの重賞レースの前走の着順別の成績
今度は、上記で書いた阪急杯、オーシャンステークス、シルクロードステークスの3つのレースを使ってきた馬で、その3つのレースの着順別の成績です。
このデータを見る限り、前走の3つのレースで5着以内だった馬を狙うべきだと思われます。
3つの重賞レースの前走の着差別の成績
次のデータは、主要な3つの重賞レースを走ってきた馬の着差別の成績です。
前走で勝った馬はもちろん今回でも有力候補になるのは分かりますが、たとえ前走で負けたとしても、0.2秒差以内の負けであれば、今回では逆転優勝の可能性も十分あり得るというデータになっています。
0.3秒差以上で負けてきた馬を軸馬にするのは危険かもしれません。
スピード指数で比較
次にスピード指数での比較をしていきたいと思います。
TARGETのZI指数で比較
まずは、TARGETのスピード指数から。このデータでは、128を出しているレッドファルクスが一番高い数値が出ています。
次に高いのが124のメラグラーナ、123のレッツゴードンキと続いています。
KLANのスピード指数で比較
次にKLANのスピード指数も見てみましょう。
KLANのスピード指数では、昨年の安田記念で91の指数を出しているフィエロがトップです。
次に90のティーハーフ、88を出しているナガラオリオン、メラグラーナ、ラインスピリットとなっています。
予想オッズ
火曜日時点での高松宮記念の予想オッズになります。netkeiba.comさんの情報になります。
昨年のスプリングステークスを勝ったレッドファルクスが1番人気になりそうな感じですね。
他にも、先日のオーシャンステークス覇者のメラグラーナ、京都牝馬ステークス覇者のレッツゴードンキも人気上位となりそうですね。
まとめ
この高松宮記念は、前走の重賞レースで上位争いをした馬を素直に狙いたいと思っています。
たとえ敗れていたとしても、0.2秒差以内であれば逆転も可能というデータで予想してみたいと思っています。
今までのデータを考慮した結果、現時点で気になる馬をピックアップしてみました。
- クリスマス
- セイウンコウセイ
- ソルヴェイグ
- ナックビーナス
- ヒルノデイバロー
- メラグラーナ
- レッツゴードンキ
- レッドファルクス
現時点では、上記の8頭が気になる馬になります。
ソルヴェイグは、前走0.5秒差の6着となっていて、今回の予想の考え方である「前走敗れていても0.2秒差以内で5着以内」に該当しないのですが、前走は約4ヶ月ぶりのレースで+18キロの馬体重だったので、逆に当日馬体が絞れていて、なおかつ2枠辺りの内目の枠であれば印を付けたいと思っています。
馬券戦略
※3月26日11時更新
現在、中京競馬場は雨が降っているようで、すでに芝は稍重の状態のようです。
高松宮記念のレースまでにどのような馬場になるかは分かりませんが、おそらく稍重か重馬場でレースになると予想されます。
そこで、その馬場状態等を考慮して最終的な印を下記の様にしました。
下記が最終的な私の印になります。
- ◎⑥セイウンコウセイ
- 〇⑬ソルヴェイグ
- ▲②フィエロ
- ▲⑫メラグラーナ
- ▲⑨シュウジ
- △④ラインスピリット
- △⑪スノードラゴン
- △⑮ヒルノデイバロー
- △⑰ナックビーナス
- △⑱ワンスインナムーン
本命にしたセイウンコウセイは、枠も良さそうですし、先行脚質なので馬場が重いときはそのまま前で残れる可能性があるのではないかなぁと思っています。
対抗にしたソルヴェイグも先行脚質で前残りを期待した印になります。
フィエロは1200mは初出走なのですが、基本的なポテンシャルで評価すると、このメンバーと比較すると上位の評価になりました。
今回は印を10頭に付けました。かなり手広く三連複フォーメーションの馬券を買う予定です。
今回の買い目は、⑥⑬-②⑥⑨⑫⑬-②④⑥⑨⑪⑫⑬⑮⑰⑱の2-5-10の44点で買いたいと思います。1頭は人気薄の馬が来てくれる事を願っての馬券です。
44点と多い買い目ですが、この買い目の中で1番人気がある買い目でも約39倍位なので、トリガミの可能性はあまりないと思っています。
皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。
予想結果とレース回顧
※3月27日更新
今回は、人気馬のレッドファルクスとレッツゴードンキを消して、波乱の決着になる事を期待したのですが、見事に予想が外れてしまいました。
本命にしたセイウンコウセイは勝ってくれたのですが、三連複フォーメーションで人気薄の馬やシュウジ、メラグラーナ等の馬券を買っていたので当たりませんでした。
それにしてもシュウジのここ2戦は期待ハズレの走りでガッカリしました。メラグラーナも馬場が合わなかったのか、体重が重め残りだった影響なのかは分かりませんが、全然目立たなかったですね。
とにかく今回は完敗でした。また来週の大阪杯の予想を近日中に公開したいと思います。