6月25日に阪神競馬場の芝2200mで開催される宝塚記念のデータ分析をしてみたいと思います。
優勝候補筆頭のキタサンブラックが出走予定のグランプリレースです。
他にも、シュヴァルグランやサトノクラウン、ゴールドアクター等の強豪馬も参戦予定です。
現時点では11頭の暫定登録となっており、小頭数でのレースとなりそうです。
今回の目次
宝塚記念の過去の傾向
それでは過去の宝塚記念のデータを分析していきましょう。
人気別の成績
人気別の成績を見ると、1番人気だけでなく6番人気や8番人気の馬もそれぞれ2勝ずつ挙げており、人気薄でも好走するレースといえそうです。
しかし、今年はキタサンブラックが勝つ可能性がかなりあると思っていて、個人的には固いレースになると思います。
枠順別の成績
枠順別に見ると、8枠が過去10年で5勝しており、外枠の方が有利な傾向にあります。
阪神の2200mのコースは内回りコースで、普通は内枠の方が確立が高い傾向にあるのですが、宝塚記念に関しては大外枠がかなり良い勝率があります。
脚質・上がりタイム別の成績
脚質の傾向データでは、内回りコースという事もあって前のポジションで競馬ができる馬の方が単勝回収率が高い傾向にあります。
上がりタイムも意外と重要で、上記のデータでは上がり最速の馬は過去10年で全て連対しているというデータがあります。
キタサンブラックの相手探しをするとき、早い上がりタイムを使えそうな馬を選ぶのが良いかもしれません。
種牡馬別の傾向
種牡馬別の成績では、一番複勝率が高いのがマンハッタンカフェ産駒の45.8%、次にブラックタイド産駒、キングカメハメハ産駒という順番になっています。
ちなみに今回のメンバーで、マンハッタンカフェ産駒はシャケトラです。
スピード指数で比較
2つのスピード指数も見てみましょう。
TARGETのZI指数で比較
TARGETの指数を見ると、一番高いのがキタサンブラックで139という指数が出ています。
次に128のシュヴァルグラン、121のミッキークイーン、119のシャケトラという順番になっています。
KLANのスピード指数で比較
KLANの指数でも102を出しているキタサンブラックが1番高い指数になっています。
ゴールドアクターも102という指数が5走前に出していますが、近走では少し衰えを感じる内容になっているので迷うところでしょう。
他にも99を出しているサトノクラウンとシュヴァルグラン、98のミッキーロケット、95のスピリッツミノルとレインボーラインという順番です。
まとめ
今回の宝塚記念は小頭数でのレースという事と、キタサンブラックが圧倒的な1番人気になりそうなので、馬券は三連単でも点数を絞った買い方しかないと思います。
キタサンブラックを本命にしない人は、荒れることを想定した馬券の買い方になると思いますが、私はキタサンブラックを本命にしようと現時点で思っています。
他には、過去のレースで早い上がりタイムを使ってきたシャケトラも注目しています。
前走ではスタートで出遅れて、それをカバーしようとして前半でかなりエネルギーを消耗してしまったので、かなり厳しいレースとなったと思います。
しかし、この馬のポテンシャルをちゃんと発揮してくれるのであれば、3着以内は十分可能だと思っています。
あとはシュヴァルグランも注目ですが、前走のような積極的なレースをしてくれるのであれば2着候補の最右翼だと思っています。
逆に後ろからだとたぶん厳しいかもしれません。しかし小頭数なので、後ろからでも意外と3着とかは可能かもしれないという考え方もできますね。
ミッキーロケットも、スタートをしっかり決めて中団くらいのポジションで競馬ができればチャンス有りだと思います。
メンバーは少数ですが、強いメンバーが揃っているので、レース当日までにじっくり考えたいと思います。
馬券戦略
※6月24日19時更新
土曜日の夜から雨が降るらしく、宝塚記念のレース時には重馬場になる可能性が高くなってきたようです。
そのような馬場状態で波乱のレース結果になるのかどうかですが、1番人気のキタサンブラックは固いとみています。
脚質的に前でレースができるので、馬場が悪くなっても影響はあまり無いと思います。あっさり勝っても全然不思議ではないです。
そこで最終的な印は下記になります。
- ◎⑩キタサンブラック
- 〇⑥シャケトラ
- ▲②ゴールドアクター
- ☆①ミッキーロケット
- △⑤シュヴァルグラン
- △⑦レインボーライン
- △⑧ミッキークイーン
- 注③スピリッツミノル(重馬場限定)
本命はキタサンブラック。やはりこの馬を外して馬券を買える人は少ないと思います。配当は低くなってしまうけど、どうしても外せない馬だと思います。
重馬場でも十分押し切れる可能性が高いと思います。
対抗はシャケトラ。この馬のポテンシャルは相当なものの様で、前走はスタートで失敗して道中エネルギーを過剰に消費してしまった事によると思います。
本来のポテンシャルは、このメンバーの中ではキタサンブラックに次ぐものがあると思っています。
▲はゴールドアクター。☆にしたミッキーロケットも同じなのですが、スタートがスムーズに出て良いポジションを取れる事ができれば、ゴールドアクターはまだまだ力上位だと思います。
近走の内容を見ると、少し衰えたのかな・・と感じる部分もあるかもしれませんが、スタートをばっちり決めて、好位で競馬ができれば2着、3着はあると思っています。
☆にしたミッキーロケットもスタート次第だと思います。スタートで中団より前で競馬ができれば、馬券圏内のチャンスがあります。人気も無いようなので是非買いたいと思います。
△にした3頭も馬券圏内を期待しての印です。
サトノクラウンについてですが、この馬は一見すると重馬場が得意なようなイメージがあり、今回も人気になると思われます。
しかし、私は阪神の内回りコースは合わないと推測しています。以前、ミルコデムーロ騎手もそのような事を言っていたようで、京都は得意だけど阪神の内回りはイマイチの可能性があります。
人気が無ければサトノクラウンも買うのですが、現状では人気のようなので、1頭消すとすれば、この馬を消そうと思います。
スピリッツミノルの馬券も3連単の3着固定でおまけ馬券として少し買おうと思います。馬場適性がありそうで、人気も無いので少し買ってみようと思い、印を付けました。
今回の馬券の買い目は、三連単フォーメーションで買います。
まずは、⑩-①②⑥-①②⑤⑥⑦⑧(15点)と2列目と3列目を入れ替えた⑩-①②⑤⑥⑦⑧-①②⑥(重複を省いた9点)の24点を各1000円ずつの計24000円を買います。これが本線の馬券になります。
さらに今回はおまけ馬券として、シャケトラが1着でキタサンブラックが2着になった馬券の、⑥-⑩-①②(2点)を各1000円の計2000円を追加します。
そして、スピリッツミノルを3着にした馬券で、⑩-①②⑥-③(3点)を各300円ずつ計900円も追加します。
本線の馬券とおまけ馬券を合計すると、26900円になり、この金額で勝負したいと思います。
皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。
予想結果とレース回顧
※6月26日0時更新
昨日の宝塚記念が終了しました。
結果的には無印にしたサトノクラウンが勝ってしまい、本命にしたキタサンブラックが9着に敗れるというまさかの展開でした。
サトノクラウンは正直過小評価していた私ですが、香港のG1を勝った実力は確かだったようです。
とにかくキタサンブラックの敗戦がショックでたまりません。
しばらくG1は無いですが、重賞レースを中心にひきつづき頑張ります。