11月18日の土曜日に、東京競馬場のメインレースとして第22回東スポ杯2歳ステークスが開催されます。
サトノクラウンやイスラボニータ、スワーヴリチャード等が2歳時に活躍したレースで、未来のG1馬を占うレースの一つとなっています。
現時点では9頭の登録となっており、すこし寂しい頭数となっています。
今回の目次
東スポ杯2歳ステークスの過去の傾向
東スポ杯2歳ステークスの過去のデータを見ながら分析していきましょう。
狙うなら4番人気以内
過去10年の東スポ杯2歳ステークスの人気別の成績表を見てみましょう。
過去10回の同レースでは、1番人気が4勝、2番人気が2勝、4番人気が2勝、そしてなぜか9番人気の馬も2勝しています。
2着になる馬も、過去10回で9回は4番人気以内の馬で決まっており、馬連を中心に考えている人にとっては4番人気以内の馬で組み合わせれば確率が高いというデータになっています。
ちなみに過去10年の平均配当は以下の通りです。
- 単勝:平均938.0円
- 馬連:平均2547.0円
- 3連複:平均21475.0円
- 3連単:平均99567.0円
3連複や3連単は平均的な水準となっていますが、馬連は平均より半分位なので、人気薄が3着になる事が結構あるという事だと思います。
3連系の馬券をメインにしている人は、人気薄も少し印を付けた方が良いかもしれません。
2歳馬のディープ産駒の複勝率と回収率
このレースで1番人気になりそうなのがワグネリアン。ディープインパクト産駒であり、新馬戦とオープン戦を2連勝し、3連勝を掛けて東スポ杯2歳ステークスにチャレンジしてきます。
そのディープインパクト産駒の2014年以降の東京1800mの2歳馬のデータは下記の通り。
5-8-5-11/29 (勝率:17.2% 連対率:44.8% 複勝率:62.1%)
複勝回収率も98%となっているので、とても信頼度が高いデータとなっています。
穴党の人は、圧倒的な1番人気に本命を打ちたくないというかもしれませんが、血統データではやはりリーディングサイアーのディープインパクト産駒を軸にしても良いのではないかと思います。
ディープインパクト産駒以外での血統的な狙い所となると、ハービンジャー産駒やエイシンフラッシュ産駒等でしょうか。
上記の種牡馬別データは、2014年以降の東京芝1800mの2歳馬のデータです。今回のメンバーの種牡馬に限定しています。こちらも参考にしてください。
新馬戦から直行組が強い
過去10回の同レースで、前走でどのクラスを使ってきた馬が強いか?を表したデータが下記になります。
これを見ると、前走で新馬戦から直行してきた馬が10回中5勝しており、オープンやG3を走ってきた馬よりも勝率、複勝率供に高いです。
回収率も100を超えているので、少しひねった馬券を好む人はこのデータから入る事もアリだと思います。
スピード指数で比較
TARGERのZI指数で比較
TARGETの指数では、予想オッズで1番人気になりそうなワグネリアンが121でトップ。
次に114のゴールドギア、113のシャルルマーニュ、107は3頭でカフジバンガード、コスモイグナーツ、ノーブルアースとなっています。
KLANのスピード指数で比較
KLANの指数では、前走未勝利を勝ったカフジバンガードが87でトップになっています。
次に68が2頭いて、コスモイグナーツとシャルルマーニュ。ワグネリアンは62で全体で5位の指数になっています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズです。
やはりワグネリアンが1番人気予想で、スクリーンヒーロー産駒のルーカスが2番手、シャルルマーニュ、コスモイグナーツという予想オッズになっています。
注目馬
ワグネリアン
ディープインパクト産駒で当日1番人気になるだろう馬。新馬戦と野路菊ステークスの2戦は能力の違いを見せつけて勝利。
ここでも3着を外す事はあまりイメージできないので、殆どの人が印を付けるでしょう。
新馬戦は32.6秒の上がりで勝利し、野路菊ステークスも重馬場で33秒で快勝した末脚は才能の片鱗を感じさせる走りでした。
素直に本命候補の1頭でしょう。
ルーカス
こちらも人気の1頭で、あの世界のモーリスの全兄弟。血統背景でワグネリアンに次ぐ人気になりそうです。
しかし、新馬戦を見る限りでは、勝利はしたのですがワグネリアンを逆転できるようなイメージは今の所少ないです。
個人的には過剰人気になりそうな馬で、もしワグネリアンを本命視するのであれば、2番人気のこの馬を外す事も面白いかもしれませんね。
ワグネリアンとルーカスで決まっても、配当が全然付かないので。。
シャルルマーニュ
こちらは事前予想で3番人気。キャリア4戦で、3戦目に未勝利を勝ち上がったのですが、ワグネリアンと比較すると迫力を感じないというか、ワグネリアンとは差がありそうなイメージです。
前走でコスモイグナーツと直接対決して惜敗したのですが、事前の予想オッズではこちらの方が若干上の評価になっています。
ルーカスよりも人気は無いですが、ルーカスとの比較ではこちらを買いたくなります。オッズ的にルーカスは過剰人気だと思うので、もしルーカスを消すとしたらこの馬を買うと思います。
ノーブルアース
新馬戦を5馬身引き離しての勝利で、個人的に穴馬候補の1頭。重馬場での勝利なので、良馬場でのレースは未知数ですが、東京の長い直線でもしかしたら良いレースが出来るかもしれない1頭だと思います。
指数や事前の評価はそれほど無いようですが、もしかしたら印を付けるかもしれません。
まとめ
今回は最大でも9頭のレースになるので、脚質や枠順にこだわる必要はあまりないレースだと思います。
東京の長い直線で、力のある馬が順当に前でゴールする様なレースになると思います。
だから、配当的にもあまり荒れないと思いますし、ワグネリアンは3着以内は固いと思っています。
配当を考慮すると、買い目をある程度絞った方が良いでしょう。
最終的にどのような印にするかはレース前までに考えます。
馬券戦略
※11月17日22時30分更新
結局今回は7頭立てという寂しいレースとなった東スポ杯2歳ステークス。馬券が当たっても、最終的な配当は少なくなります。
だから、今回はルーカスを無印にしました。ルーカスが来たら諦めます。
最終的な印は下記になりました。
- ◎③ワグネリアン
- 〇④カフジバンガード
- ▲①コスモイグナーツ
- △⑤シャルルマーニュ
- △②ゴールドギア
馬券の買い目は、③-④-①②⑤(3点)と③-①②⑤-④(3点)の6点を各300円ずつの1800円で勝負です。
皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。
予想結果とレース回顧
※11月18日16時更新
先ほど東スポ杯2歳ステークスが終了しました。結果的には圧倒的な1番人気のワグネリアンが快勝。2番手はルーカス、3着にシャルルマーニュでの決着となりました。
対抗にしたカフジバンガードは4着で馬券は外れてしまいました。
配当が低くなる事を想定して1800円しか買いませんでしたが、案の定人気馬での決着で配当も付かず。
カフジバンガードも見せ場を作ってくれて、「もしかしたら的中か?」と思ったのですが、ルーカスも粘ったのでダメでした。
まぁ明日のマイルチャンピオンシップが事実上の勝負レースなので、切り替えて明日頑張ります。