5月6日に東京競馬場芝1600mで開催される3歳のG1であるNHKマイルカップのデータ分析と予想をしていきたいと思います。
先日のアーリントンカップを勝ったタワーオブロンドン、ニュージーランドTで1着になったカツジ、2着のケイアイノーテック、3着のデルタバローズ、クイーンカップを勝ったテトラドラクマ等が参戦を予定しています。
フルゲートは18頭ですが、現時点で22頭が出走登録しています。
今回の目次
東京競馬場芝1600mのコース解説
スタート位置は2コーナーの終わりからバックストレートになる辺りからで、最初のコーナーの3コーナーまでは、直線距離で約540mと長い。
3コーナーの手前辺りから緩やかな上り坂を走り、3コーナーから4コーナーにかけては少し下り坂になる。
最後の直線も525m位あり、新潟競馬場の外回りコースに次ぐ長さになっている。
スピードの持続力が必要なコースといえる。
種牡馬別の成績
2015年以降の東京競馬場芝1600mの種牡馬別の成績も見てみましょう。下記のデータは、今回の出走メンバーの種牡馬に限定したデータです。
このデータを見ると、ディープインパクト産駒は安定感のある数字を残しています。回収率も悪くないので、ディープインパクト産駒は軽視出来ないと思います。
ディープインパクト産駒以外ではクロフネ産駒も悪くないし、一番良さそうなのはロードカナロア産駒です。
ディープインパクト産駒程のデータサンプル数はありませんが、勝率や連対率、回収率を総合的に見ても、ロードカナロア産駒は重視した方が良いかもしれませんね。
オルフェーヴル産駒に関しては、回収率が低いようなので過剰人気気味かもしれません。
やはりディープインパクト産駒を中心に、回収率の良いクロフネ産駒やロードカナロア産駒、ルーラーシップ産駒等を絡めるという戦略も良いと思います。
NHKマイルカップの過去の傾向
過去10年のNHKマイルカップのデータを見ていきたいと思います。
人気別の成績
まず人気別の成績を見ると、1番人気が勝率6割となっていて、圧倒的に強いデータになっています。
逆に1番人気の2着、3着が無いのが不思議ですがとにかく1番人気は信頼性が高いのがこのレースといえると思います。
10番人気が過去2勝と波乱の演出もありますが、このデータを見ると軸にするのは1番人気に素直に従いたくなってしまいますね。
枠順別の成績
枠順別の成績を見ると、特に大きな偏りは見られないです。
ちなみに2015年以降の東京マイル戦の枠順別の成績を調べたら、1枠、2枠と8枠の勝率が低めの傾向にあります。
内枠でスタートがあまり良くなかったりすると、包まれて上手く馬群を捌けないケースや、大外だと距離ロスによって不利になるという事だと思います。
脚質別の成績
脚質別の成績を見ると、逃げ馬が過去3勝で複勝率も4割あります。東京マイル戦は重賞レースは速いペースになる事が多いのですが、展開によっては逃げ馬にも十分チャンスがあるという事だとお思います。
上がり3Fのタイム別の成績を見ても、上がり3Fタイム1位から3位までは同じ複勝率になっているので、上がり3Fのタイムも重要ですが、前目で競馬が出来る馬を軸にする事も考えて良いかもしれません。
前走クラス別の成績
前走クラス別のデータでは、前走でオープン以下を走ってきた馬には勝つのは厳しいデータになっています。
やはり、前走で重賞レースを走ってきた馬に勝利のチャンスがありそうです。
前走レース名別の成績
前走レース名別の成績は、前走でニュージーランドT組が過去4勝、毎日杯組と桜花賞組は2勝ずつ、あとは皐月賞とアーリントンカップ組が1勝ずつとなっています。
スピード指数で比較
TARGERのZI指数で比較
TARGETの指数で比較すると、一番高い指数を出しているのが126のタワーオブロンドン、次に125のカツジ、124のケイアイノーテック、123のミスターメロディ、117のテトラドラクマという順番になっています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズでは、現時点でタワーオブロンドンが1番人気になっています。
次にケイアイノーテック、テトラドラクマ、ギベオン、カツジ、プリモシーン、パクスアメリカーナ、ミスターメロディというオッズ順になっています。
まとめ
例年では1番人気が非常に強いレースとなっていますが、現時点での予想オッズを見ると混戦模様になっています。
レースまでまだ時間があるので、これから連休中にジックリ考えてみたいと思います。
基本的なイメージとしては、ディープインパクト産駒を中心にタワーオブロンドンやロードカナロア産駒、クロフネ産駒にも注意しながら予想していきたいと思います。
馬券戦略
※5月6日0時更新
6連続的中を掛けての今回の予想になりますが、最後まで印を付けるか否かを迷っていた馬が2頭います。
それは、ギベオンとダノンスマッシュです。これ以上印を付けると買い目が広がりすぎてしまうので、この2頭は消しました。特にギベオンはテトラドラクマと最後の△で迷ったのですが、テトラドラクマの方がオッズが高いので過剰人気気味のギベオンを消しました。
そして、最終的な印は下記の様になりました。
- ◎⑤プリモシーン
- 〇①カツジ
- ▲⑦タワーオブロンドン
- ▲⑪ケイアイノーテック
- ☆⑩パクスアメリカーナ
- △③テトラドラクマ
- △⑯ミスターメロディ
- △⑰レッドヴェイロン
本命はプリモシーンに。桜花賞10着だったのですが、出遅れて最後の直線で完全に前が詰まってしまって、まったく力を発揮していませんでした。
もし、スタートも決めて最後の直線もスムーズに外に出して加速していたら3着の可能性もあったと思っている馬です。
今回は5,6番人気になりそうで、オッズ的にもタワーオブロンドンよりも美味しい馬なので、本命にしました。
対抗のカツジもそれほど人気が無いようなので、過小評価されていそうな馬という事で対抗にしました。
馬券の買い目ですが、三連複フォーメーションと三連単フォーメーションの2種類の馬券を買います。
三連複フォーメーションは、プリモシーンかカツジの両方もしくはどちらか1頭が3着以内になる事が前提のフォーメーションにします。
①⑤-①⑤⑦⑩⑪-①③⑤⑦⑩⑪⑯⑰(30点)を各1000円ずつの計30000円買います。
さらに三連単フォーメーションでは、本命のプリモシーンを軸に⑤-①⑦⑩⑪-①③⑦⑩⑪⑯⑰(24点)、①⑦⑩⑪-⑤-①③⑦⑩⑪⑯⑰(24点)、①⑦⑩⑪-①③⑦⑩⑪⑯⑰-⑤(24点)、の72点を各100円ずつの計7200円買います。
全部で37200円で勝負したいと思います。
皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。
予想結果とレース回顧
※5月6日16時更新
先ほどマイルカップが終了しました。結果的には本命にしたプリモシーンとカツジが両方3着を外したので、馬券ははずれてしまいました。これで連勝は5でストップしてしまいました。
それにしても、スタートでプリモシーンとカツジが遅れたときにガックリしてしまいました。
プリモシーンの最後の脚は見事でしたが、出遅れたら思い切って最後方に下げて、大外に早めに出して欲しかったです。
スタートさえちゃんと決めていれば、1着もあったのでは?と思ってしまいます。
まぁしょうがないですね。最後まで迷って消したギベオンも馬券に絡んでいますし、今日は残念な1日になってしまいました。
話変わりますが、タワーオブロンドンがまったく見せ場無く終わったしまいましたね。スタートで遅れ気味でしたけど、スタートを決めていたとしても馬券に絡まなかったと思います。
気を取り直して、来週頑張ります。