6月24日に阪神競馬場で開催されるG1の宝塚記念のデータ分析をしていきたいと思います。
今回は、注目馬のスワーヴリチャードが安田記念を使った事で、こちらを回避してきました。メンバーを見ても、例年よりは少しレベルが落ちるようなメンバー構成になっていると思われます。
サトノダイヤモンドの復活はあるのかが注目されているレースでもあります。現時点では16頭が出走登録しています。
今回の目次
阪神芝2200mのコース解説
阪神内回りコースを使用する2200mのスタート位置は4コーナーの出口付近からで、最初の1コーナーまでは約525mの直線。
内回りコースなので、1周回ってきて最後の直線は約360mになる。ゴール前200mの辺りに最後の急坂があり、タフさを要求されるコース設定になっている。
内回りなので、早仕掛けになるレースも少なくない。例年の宝塚記念では、スローの瞬発力勝負よりはタフネスが要求される事も多い。
種牡馬別の成績
2015年以降の阪神2200mの種牡馬別の成績です。今回の出走予定メンバーの種牡馬に限定したデータになります。
勝率や連対率ではディープインパクト産駒が安定していて、人気の割に回収率も悪くないようです。
次にキングカメハメハ産駒やジャングルポケット産駒、ルーラーシップ産駒も良い成績をおさめています。
宝塚記念の過去の傾向
過去10年の宝塚記念のデータを見ていきましょう。
人気別の成績
まず人気別の成績から見ていきましょう。過去10年の宝塚記念では1番人気と2番人気が2勝ずつしていますが、6番人気や8番人気の馬も2勝ずつしていて、勝ち馬に関しては伏兵にも十分チャンスがありそうなデータになっています。
1番人気に関しては、連対率が6割、複勝率が8割と高確率で馬券に絡んでいるので、本命にしなくても良いが、とりあえず馬券の買い目には一応入れておいた方が良いかもしれません。
3着には、人気薄も十分馬券に絡む事があるので、ある程度多めの買い目にしても良いと思われます。
しかも、今年は絶対的な本命馬もいなそうなので、もしかしたら高配当決着になることも十分考えられるのではないでしょうか。
枠順別の成績
枠順の成績を見ると、なぜか大外枠の8枠が過去10年で6勝と圧倒的に単勝回収率が高いです。
あとは6枠が3勝、1枠が1勝しています。スタートしてから最初のコーナーまで500m以上有るので、外枠だから不利で内枠だから有利というのは基本的に無いと思いますが、宝塚記念ではなぜか8枠の勝率が高いです。
だからといって、8枠の連対率や複勝率も高いわけではないので、この極端な枠順データは逆に考えない方が良いかもしれませんね。
脚質別の成績
脚質別の傾向でも極端な傾向のデータになっています。上がり3Fのタイムの1位が過去10年で連対率100%という極端な数字になっています。
しかし、例年の宝塚記念はタフな馬場状態のケースが多く、コース設定も含めてスローの瞬発力勝負よりも、スタミナと底力が求められるようなレースが多い印象があるのでこのデータも枠順別のデータ同様にそれほど参考にはしない方がむしろ良いのかもしれません。
前走レース別の成績
前走レース別のデータでは、前走天皇賞組が過去4勝とまずまずの成績を出しています。しかし、回収率を見ると、100を大きく下回っているので、むしろ金鯱賞組や鳴尾記念組の方が回収率が高いです。
年齢別の成績
年齢別の成績では、4歳馬よりも5歳馬の活躍が目立ち、回収率も5歳馬が一番高い傾向にあります。
逆に7歳馬以上は一度も馬券になっていません。今年はアルバートやステファノスらが7歳馬なので、これらの重賞実績のある高齢馬の取捨もポイントのひとつになるかもしれませんね。
スピード指数で比較
TARGERのZI指数で比較
TARGETの指数で見ると、一番高い指数が123のパフォーマプロミス、次に118のミッキーロケット、116のストロングタイタン、113のゼーヴィント、111のキセキとノーブルマーズという指数になっています。
人気馬のサトノダイヤモンドやダンビュライトはここの指数では低い指数となっています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズです。現時点ではサトノダイヤモンドが1番人気予想になっています。
しかし、近走のレース内容を見ると決して強かった頃のサトノダイヤモンドとは違ったレース内容をしているので、ここで1番人気になるのは「押し出された1番人気」という印象です。
サトノダイヤモンドの次にダンビュライト、キセキ、ヴィブロス、パフォーマプロミス、サトノクラウン、ワーザーという予想オッズになっています。
まとめ
個人的にはサトノダイヤモンドの復活も見たい気もしますが、配当面を考慮すると他の馬同士での決着の方が美味しくなりそうなのでサトノダイヤモンドの取捨に迷っています。
今年のメンバーを見ると、サトノダイヤモンドが昔の輝きが無かったとしても、馬券には絡む可能性は高めなのかもしれません。
天気予報では、週中に雨が降るようなので馬場状態にも注目した方が良いと思います。馬場状態によっては浮上してきそうな馬もいるので、その辺りも十分チェックしたいです。
それと、今回は海外馬の参戦もあるようなので、この馬の取捨も考えたいです。
今年のメンバーを見ると、なんとなくですが、荒れそうな予感もするので馬場状態や各馬の近走レース内容等も見ながらレースまでには結論を出したいと思います。
馬券戦略
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皆さんこんにちは。いよいよ宝塚記念が近づいてきました。
本日の11時頃に重馬場から稍重に変わったようです。天気も良さそうでどんどん乾いているようですね。
しかし、宝塚記念のレースまでどの程度回復するのかはその時になってみないと分からないですね。
もしかしたら良馬場発表になるかもしれませんが、もしそうだとしてもパンパンにはならずに多少時計が掛かるような馬場になると推測します。
そのような馬場を想定して最終的な印を付けました。昨日の良馬場と重馬場の2つのバージョンをイメージして印をお知らせしましたが、最終的な印はこの2つのハイブリッド形式の様な印になりました。
最終的な印は下記の様になりました。
◎15.ゼーヴィント
〇1.ステファノス
▲4.ミッキーロケット
▲7.パフォーマプロミス
☆13.ワーザー
△3.サトノダイヤモンド
△5.ストロングタイタン
△9.サトノクラウン
△16.キセキ
本命はゼーヴィント。前走でも斤量を考えれば力がある事は間違いないと思うし、今回のふあんを抱えた多くの馬と比較しても、十分3着以内はあり得ると思っています。
人気もあまり無いようですし、配当妙味を考えて本命にしました。
対抗はステファノス。休み明け2戦目に本気を出す厩舎といわれていて、この馬の実績を見ても休み明け2戦目は大いに期待できると思います。
年齢は気になりますが、現時点で二桁人気になっているので3着以内に来れば美味しい配当になると思って〇にしました。
ミッキーロケットやパフォーマプロミスも実力はあると思うし、☆のワーザーも今までの香港の実績を考えると、今日の馬場と距離は合っていると思っています。馬体場だけが気になりますが・・。
良馬場であればサトノクラウンは消すつもりだったのですが、馬場を考えると不気味なので△を付けました。
今回はそれなりの配当になると期待しているので、ある程度手広く買いたいと思います。
馬券の買い方は三連複フォーメーションで、1.13.15-1.4.7.13.15-1.3.4.5.7.9.13.15.16(46点)を各500円ずつ合計23000円で勝負したいと思います。
ゼーヴィントとステファノスの他に、☆のワーザーも1列目に入れました。
買い目が多いですが、この買い目でも一番配当が安いのが70倍前後なので、万が一的中してもトリガミは無いです。
荒れそうな予感がする今回の宝塚記念ですが、的中させたいですね!
良かったら皆さんも参考にしてみて下さい。
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予想結果とレース回顧
※6月24日16時更新
さきほど宝塚記念が終了しました。結果的には本命にしたゼーヴィントは見せ場無く大敗。馬券も外してしまいました。
勝ったのはミッキーロケット。3着以内は十分チャンス有りと思っていましたが、まさか勝つとは意外でした。
2着のワーザーもマイナス27キロを見た時は諦めムードでしたが、力を見せて2着になりました。
三連複フォーメーションでもワーザーを1列目に入れて、ミッキーロケットも2列目になっていたので、ノーブルマーズを入れる事が出来なかった事に後悔しています。
春の最後のG1を取れずに非常に残念な結果になってしまいましたが、来週以降は気持ちを切り替えて頑張ります。