2016年6月12日に東京競馬場の芝1800mで開催される、第33回エプソムカップ(G3)の予想をしてみたいと思います。
現時点では下記の19頭の登録になっています。先日のヴィクトリアマイル5着のルージュバックや、新潟大賞典2着のフルーキー等の有力馬が参戦予定になっています。
それでは、様々なデータを活用しながらデータ分析してきましょう。
今回の目次
エプソムカップの過去の傾向
下の画像は過去5年のエプソムカップのデータです。
まずは、毎年必ず人気馬が1頭か2頭が来ていて、人気薄の馬は基本的にあまり絡まない傾向のレースになっています。
2012年には3着にマイネルスターリーが来て、三連単で14万馬券になりましたが、それ以外では三連単の配当は5万円以下になっています。
内枠が有利な傾向
過去5年のエプソムカップでは、馬券に絡んだ15頭のうち、10頭が1枠から3枠の馬でした。具体的には1枠が2頭、2枠と3枠がそれぞれ4頭ずつ馬券に絡んでいます。
やはり内枠でロス無く立ち回れる位置にいる事が大切なレースといえます。
エプソムカップはディープインパクト産駒が中心
基本的に東京競馬場ではディープインパクトが強のですが、エプソムカップの過去の傾向でも強いです。過去5年のディープインパクト産駒は(3-2-1-5)で複勝率が5割を超えています。
昨年のレースも3着以内になった馬はすべてディープインパクト産駒でした。
ちなみにディープインパクト以外ではダンスインザダーク産駒も相性の良いレースといえます。
今回、ディープインパクト産駒は下記の5頭がいます。
- アルバートドッグ
- エキストラエンド
- エックスマーク
- ヒストリカル
- ラングレー
前走の出走したレースでは読売マイラーズカップか、都大路ステークス
過去5年では、前走に読売マイラーズカップを走った馬の成績が、(2-1-1-4)と複勝率5割と相性の良さがあります。次に相性が良いのは、都大路ステークスです。
この2つのレースを走った馬は今回下記の3頭が該当します。
- アルバートドッグ(読売マイラーズカップ5着)
- エキストラエンド(読売マイラーズカップ9着)
- ラングレー(都大路ステークス3着)
先行や差し馬が有利
東京コースで直線が長いので、逃げ馬よりも差し馬や先行馬が有利な傾向があります。追い込み馬でも可能性がありますが、もしスローペースになったりすると、末脚自慢でも届かない事があるので、内枠の中団辺りで競馬できるのが理想かもしれませんね。
東京1800Mに強い血統は?
次に2014年から2016年6月までの東京競馬場芝1800mの種牡馬別の成績表を見ながら分析してきましょう。
父系の血統
下のデータをご覧頂くと分かりますが、やはりディープインパクト産駒の強さが際立ちます。その他には、キングカメハメハ、ハーツクライ、ゼンノロブロイ産駒なども期待できます。
他には、28位のメジロベイリー産駒も穴候補として注目してほしいです。複勝率4割なので悪くないのではないでしょうか?
今回の出走馬もアルマディバンがメジロベイリー産駒として登録されています。
母系の血統
次に母父のブルードメアサイアー別に見てみましょう。
下のデータで私が注目したのは、ストームキャットの成績です。勝率や複勝率が高いので気になります。他にもサクラバクシンオーの成績も良いです。
今回の出走馬の中で、母父にストームキャットかサクラバクシンオーを持つ馬は下記の3頭です。
- メイショウヤタロウ(ストームキャット)
- ラングレー(ストームキャット)
- ショウナンバッハ(サクラバクシンオー)
スピード指数で比較
次に2つのスピード指数のデータを用いて分析していきましょう。
TARGETのZI指数で比較
まずは、有料競馬ソフトのTARGETでのスピード指数(ZI指数)を見ていきましょう。
今回の19頭の登録馬の中で一番数値が高いのは、125のフルーキーです。次に高いのは124のロジチャリス、122のルージュバックと続いています。
基本的にこの様なスピード指数が高い馬は当日のオッズでも人気になる傾向があるので、注目しておいて下さい。
KLANのスピード指数で比較
続いては、KLANという競馬データベースサイトの有料プランで見る事が出来るスピード指数の比較です。
設定では指数が88以上のレースを反転するようにしています。このデータを見ると、最も高い数値を出しているのが、ショウナンバッハの93です。
他にもフルーキーはコンスタントに高い数値を出していますし、エックスマークの92も要注意な数値だと思います。
皆さんもこの2つのスピード指数を見ながら、予想の参考資料にして下さい。
レースペースはどんな感じになる?
TARGETで過去10年のエプソムカップのレースペースを分析した結果、過去10年での平均RPCIは「51.3」でした。
これは前半と後半のペースがあまり変わらないタイムで走るレースだと思います。
細かく言うと、最後の直線になる前の3コーナー辺りでは一度ペースが緩む事があり、そこで脚を溜める馬もいるので、末脚の速さを持っている馬が有利だと思います。
上がりタイムの成績
下のデータは、近5走の上がりタイムの成績です。色が薄くなっていない部分は、そのレースで上がりタイム3位以内で走ったレースです。
その中で、アルバートドッグ、フルーキー、サトノギャラント、ラングレーなどの上がりタイムが速い印象を持ちます。
特に良馬場の時は、上がりタイムの速さがある馬は上位に来る事も多いので、チェックしておいて下さい。
まとめ
過去の傾向などを総合的に分析してみると、大きな波乱が少ないレースでもあるので過去のレース実績の良い馬を中心に考えた方が良いと思います。
ディープインパクト産駒を中心に、過去のレースで上がりタイムが速く、さらにスピード指数の高い馬という観点などでピックアップすると、月曜日の時点では下記の馬が私の有力候補です。
- アルバートドッグ(ディープインパクト産駒&上がりタイム)
- エキストラエンド(ディープインパクト産駒&スピード指数)
- ショウナンバッハ(スピード指数&母父にサクラバクシンオー)
- フルーキー(スピード指数&上がりタイム)
- ラングレー(ディープインパクト産駒&母父にストームキャット&上がりタイム)
- ルージュバック(スピード指数&過去の実績)
以上の6頭が気になる存在です。みなさんも参考にしてみて下さい。
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