2018年1月21日に中山競馬場の芝2200mで開催される、第59回AJCC・アメリカジョッキークラブカップのデータ分析をしてみたいと思います。
このレースでは7歳になった2015年の有馬記念覇者のゴールドアクターが出走予定になっており、4歳馬ではダンビュライトやミッキースワローなども参戦予定になっています。
ゴールドアクターが7歳になって衰えがみえるのか?もしくは有馬記念を制した自力を示せるのかが注目のレースといえるでしょう。
現時点では12頭と少し少ない頭数になっています。
今回の目次
中山競馬場芝2200mのコース解説
中山の2200mは、外回りコースが使われる。スタート位置は4コーナーの終わり辺りで、最初の1コーナーまでは400m強ある。
おにぎり型の外回りコースをまわるので、ペースは3コーナー辺りまでは平均ペースで進む事が多く、3,4コーナー辺りからのロングスパート勝負になりやすい。
コース形状を考えれば、前のポジションにいた方が明らかに良い事が多く、後方一気での勝負になると、レースペースに助けられる必要がある。
AJCCの過去の傾向
人気別の成績
過去10回のAJCCでは1番人気が2勝、2番人気が3勝、3番人気が1勝、4番人気が2勝となっており、上位人気馬が順当に勝つレースといえます。
7番人気も1勝と穴馬が勝った事もありますが、基本的には固いレースになる事が多いようです。
枠順別の成績
枠順別の成績では、7枠と8枠は極端に悪いですが、だからといって1枠が一番良いわけではありません。
むしろ3枠は4勝と勝率だけでみると、3枠が一番良い成績をだしています。
内枠過ぎた場合、スタートで出負けしたりすると内で包まれてしまって最後の直線の追い出しのタイミングを逃してしまったりする事もありえるので、3枠辺りの真ん中よりやや内側のポジションが良さそうです。
脚質別の成績
脚質別のデータでは、逃げ馬は過去10回で1勝ですが、先行馬は6勝と非常に成績が良い事が分かります。
逃げ馬を見ながらレースを進める事が出来るポジションをとれた馬はかなり有利になると思われます。
上がり3ハロン別の成績でも、このレースで上がり最速をだした馬が5勝となっているので、最後の600mで速い足を使える馬にも注目した方が良いでしょう。
前走クラス別の成績
前走クラス別の成績です。前走でオープン以下のレースからこのレースに来る馬にとってはかなり厳しいレースとなりそうです。
やはり、前走でG1を使ってきた馬、もしくはG3以上の重賞レースで戦ってきた馬が中心になります。
年齢別の成績
年齢別の成績を見ると、5歳馬が4勝、6歳と7歳が3勝ずつとなっており、7歳馬でも十分勝機があるデータになっています。
スピード指数で比較
TARGERのZI指数で比較
TARGETのZI指数では、126のゴールドアクターが1番になっており、次に120のブラックバゴ、ミッキースワローの119、115のレジェンドセラーとなっています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズです。現時点ではミッキースワローが1番人気で、僅差でゴールドアクターとダンビュライトが続いています。
4番手以降は、レジェンドセラー、ブラックバゴ、ショウナンバッハという順番になっていますが、上位3頭が4位以降を離して3強状態になっています。
まとめ
昨年の宝塚記念以来で、長期休養明けとなるゴールドアクターの取捨に迷うレースだと思います。
力の衰えが無いという前提で評価すると、やはりこの馬が1番実力があるでしょうが、休養明けで仕上がりがどの程度かきになる所です。
中山を得意としているゴールドアクターですから、普通に行けば馬券の軸にする人は多いと思います。
頭数も少なそうなので、3連単をフォーメーションで狙う前提で印を考えてみたいと思います。
馬券戦略
※1月20日13時更新
今回のメンバーで実績No.1であるゴールドアクターの取捨ですが、7ヶ月ぶりのレースという事と、7歳という事で全盛期は過ぎたように思います。
本命は、中山で2勝の実績があるミッキースワローにします。1番人気の様ですが、素直に本命にします。
最終的な印は下記にしました。
- ◎③ミッキースワロー
- 〇①レジェンドセラー
- ▲⑤ゴールドアクター
- △⑦ダンビュライト
- △⑧ショウナンバッハ
- △⑪トーセンビクトリー
馬券の買い目は、頭数が少ないので三連単フォーメーションで買い目を少なくします。
③-①-⑤⑦⑧⑪(4点)と③-⑤⑦⑧⑪-①(4点)の合計8点を各500円ずつの合計4000円で勝負します。
皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。
予想結果とレース回顧
※1月21日20時更新
本日、アメリカジョッキークラブカップが終了しました。
結果的には本命にしたミッキースワローが1着にならなかったので、馬券は外れてしまいました。
マイネルミラノが逃げ残ったので、後ろから競馬をしたミッキースワローには展開が向かなかったようです。
ミルコ・デムーロ騎手は流石の騎乗で、重賞レースに相変わらず強いですね。
来週は的中出来る様に頑張ります。