2016年7月24日に中京競馬場の芝1600mで開催される、第64回 中京記念(G3)の予想をしてみたいと思います。
このレースは3歳以上のハンデ戦で、現時点で18頭の暫定出走予定になっています。
中京記念の過去の傾向
近5年の中京記念のレース結果を見ながら傾向を分析していきましょう。
配当性向
過去5年のレース結果を見ると、1番人気が1度も馬券になっていません。先日の函館記念の予想ページと同じ傾向です。
実際に今回17日の函館記念も、1番人気のバイガエシも3着以内には入れませんでした。
中京記念もハンデ戦なので、人気通りには決着しづらいレースという事がいえると思います。
三連単でも10万から40万馬券の間を狙うと面白いと思います。
過去5年の血統傾向
過去5年の中京記念で3着以内になった馬の血統を見てみましょう。
上のデータを見ると、サンデーサイレンス系が多いです。他にもキングカメハメハやミスプロ系、グレイソブリン系が強さを発揮しています。
枠順別の傾向
枠順別の傾向では、一番外枠の8枠の確立が高いです。
中京の1600mはスタートが1,2コーナーのポケットからスタートし、すぐに左コーナーになっているので内枠が有利にみえますが、決してそんな事はないようです。
内枠の確立も悪くないですが、外枠でも展開によっては十分勝てると思います。
脚質別の傾向
脚質別の成績では、逃げ馬では馬券に絡む事は厳しいレースといえます。
中京の最後の直線は東京に次ぐ長さなので、逃げ馬にとっては最後にバテてしまうコースだと思います。
理想的なポジションは、2番手から6番手辺りの前の位置で折り合いを付けて競馬が出来るのが一番理想的だと思います。
スピード指数で比較
次にスピード指数のデータを用いて分析していきましょう。
KLANのスピード指数で比較
競馬データベースサイトのKLANのスピード指数を見てみましょう。下のデータでは指数が85以上をハイライト表示にしています。
このデータでは、ダノンリバティの94がトップで、次に93を出しているタガノエスプレッソ、ダッシングブレイズとトウショウドラフタの89と続いています。
上がりタイムで比較
近5走のレースの上がりタイムのデータも見てみたいと思います。
下のデータのハイライト表示になっているのは、そのレースで上がり3ハロンの時計が3位以内だったレースです。
このデータでは、トウショウドラフタが常に上がりタイムが速いことが分かります。
他にもダッシングブレイズも33秒台の上がりを使えるので、注目の1頭と言っても良いでしょう。
出走馬毎の評価
それでは、競走馬毎に近走データを見ながら評価していきたいと思います。各馬をアルファベットのAからEの5段階で評価してみたいと思います。
アルマディヴァン:C
昨年の中京記念で2着になったのがアルマディヴァンです。昨年は13番人気と人気薄ながら2着になりました。
ただし、この時のレースは前半が速いペースになった事で、後ろにいた馬が有利な展開だった事もあり、アルマディヴァンが好走したんだと思います。
昨年2着になったからといって高評価とまではいえないです。
ウインガニオン:E
ここ最近は2連勝して調子が良いように見えます。
実際にここ2戦のレース映像を見たのですが、実力で勝ったというよりは展開に恵まれて勝ったと思っています。
今回2階級の飛び級で挑戦するのですが、さすがに厳しいと思います。
カオスモス:D
去年の中京記念で5着になった馬です。それ以外のレースではなかなか馬券に絡む事が少なく、特に秀でた末脚があるわけではありません。
カレンケカリーナ:C
中京の芝と比較的相性が良く、距離適性も問題ない様に思います。しかし、特別強いとは思えないので、評価はCとさせていただきます。
ガリバルディ:C
この馬の魅力は安定したスタートだと思います。今回の中京記念でもスタートで良い位置に付けた方が良いと思っているので、スタートの安定感は大事だと思います。
ケントオー:B
前走の米子ステークスでの快勝は素晴らしかったと思います。
重馬場のレースで力強さを発揮した事は、中京記念にも繋がると評価します。
サカジロロイヤル:E
最近のレース内容を見ると、衰えを感じさせるレースが多いように思います。8歳という事で、正直衰えがあると感じています。
スマートオリオン:C
昨年の中京記念王者のスマートオリオンですが、レース内容を見ると展開に恵まれた感じもありました。
本当に強いかどうかは正直少し疑問に思っています。今の所、評価はCとさせていただきます。
タガノエスプレッソ:A
前走勝ったレースは、中京記念と同じ名古屋の1600mという同じ設定になります。
同じコース設定で勝った事は評価出来ると思います。勝ちタイムの1分33秒6の記録は、中京記念の勝ちタイムと互角です。
有力馬の1頭かもしれません。
タガノエトワール:D
距離適性は問題ないですが、今回のメンバーでは厳しいかもしれません。
ダッシングブレイズ:B
今までのレースでは常に上位人気になっている馬で、今回も人気の1頭になるでしょう。
上がりタイムの速さは魅力的で、要注意の1頭だとは思います。
ダノンリバティ:D
今回は3ヶ月ぶりの休み明けという事もあり、D評価となっています。
私の個人的な評価はそんなに強い馬には見えないです。
ダローネガ:C
昨年の中京記念で3着になった馬です。現在は7歳になっており、少し衰えも感じています。
今回は馬券に絡む事は厳しいかもしれません。
ダンスアミーガ:E
下のデータでは、昨年のターコイズステークスで2着になっていますが、スローペースの前残りの展開で残っただけなので、強い馬だとは思いません。
現時点ではE評価とさせていただきます。
トウショウドラフタ:A
前々走のファルコンステークスを快勝したことは評価しており、前走のNHKマイルカップの5着も高く評価出来ます。
特に前走のマイルカップでは、最後の直線で前が詰まってしまった瞬間があり、あれが無ければ勝ったメジャーエンブレムとの差が詰まっていたと思っています。
今のところ、かなり高評価となっています。ローテーションも良いですし、注目したい1頭です。
ピークトラム:C
レースでも大負けする事が少なく、比較的安定した走りをしてくれます。
今回のメンバーでは上位に食い込むのは少し厳しいかもしれません。
マイネルアラウート:B
スタートの巧さが長所の一つで、距離適性も高いと思っています。穴馬候補の1頭として考えています。
ワキノブレイブ:E
殆どのレースを1200mのスプリントで走っていて、1600mの経験は過去に2度しか有りません。
その2つのレースは9着と15着に敗れていて、1600mの距離はこの馬にとっては長いかもしれません。
まとめ
現時点で私が気になる馬をピックアップしてみました。
- タガノエスプレッソ
- トウショウドラフタ
- マイネルアラウート
- ダッシングブレイズ
- ケントオー
以上の5頭が気になる存在です。まだ斤量などは発表されていないので、今後も評価が変化する事もあります。
皆さんも参考にしてみて下さい。
馬券戦略
※下記は7月23日21時更新
今回の函館記念は、三連複フォーメーションの2-7-7の25点で勝負したいと思います。
下記が最終的な私の印です。
- ◎ダノンリバティ
- ○ケントオー
- ▲タガノエスプレッソ
- △スマートオリオン
- △マイネルアラウート
- △ピークトラム
- △ガリバルディ
今回人気になりそうなダッシングブレイズとトウショウドラフタを思い切って外しました。
具体的には、⑪⑫-③④⑦⑫⑬-③④⑦⑫⑬というフォーメーションです。
正直難しそうなレースなので、あまり自信は無いですがよかったら参考にしてみて下さい。