4月22日に福島競馬場の芝1800mで開催される福島牝馬ステークスの予想をしてみたいと思います。
昨年の福島牝馬ステークスで5着になったクインズミラーグロや6着になったハピネスダンサー等も参戦予定になっています。
現時点では、19頭が出走登録されています。
今回の目次
福島牝馬ステークスの過去の傾向
それでは、早速過去の福島牝馬ステークスのデータを見ながら分析していきたいと思います。
二桁人気の穴馬が来る
過去5年のうち、2012年以外の年では全て二桁人気の穴馬が馬券に絡んでいます。昨年は15番人気のマコトブリシャールが勝ちました。
三連単も75万馬券になっており、穴党には希望の持てるレースといえるのかもしれません。
過去10年の枠順別成績
福島牝馬ステークスの過去10年の枠順別の成績です。
全体的に内枠の方が勝率が良く、外枠からでは勝ちきるまでは難しいデータになっています。
福島競馬場は、スタートしてから最初のコーナーまで300mと短いので内枠でロス無く立ち回れる馬が有利になるのかもしれません。
過去10年の脚質別成績
過去10年の脚質別の成績です。
一番回収率が高いのは、逃げ馬よりも先行脚質の馬です。逃げ馬だと、他の馬からターゲットにされてしまい、最後の直線でかわされる事が多くなるので、先頭の馬よりも少し後ろの位置で競馬出来る馬の成績が一番良いです。
種牡馬別の成績
種牡馬別の成績も見てみましょう。今回出走登録している19頭の種牡馬に絞ったデータになります。
1枚目のデータは、福島競馬場の芝1800の2014年以降の全レース、2枚目は、重賞レース(福島牝馬ステークスとラジオNIKEI賞)に絞ったデータになります。
全レースのデータでは、ディープインパクト産駒が一番成績が良く、回収率も100%を超えています。
重賞レースになってもディープインパクト産駒は非常に強さを発揮しています。さらにキングカメハメハ、ゼンノロブロイ産駒が強さを発揮しているようです。
前走のレースクラス別の成績
福島牝馬ステークスに出走してくる馬のうち、前走でどのクラスを戦ってきた馬の成績が良いかを見てみたいと思います。
上記のデータを見ると、前走で重賞クラスのレースを戦ってきた馬でないと勝ちきるのは難しいというデータになっています。
そして、前走で具体的にどのレースを走ってきたかというデータも見てみましょう。
同じ重賞レースといっても、阪神牝馬ステークス組と中山牝馬ステークス組では、明らかに中山牝馬ステークスを使ってきた馬の成績が良いです。
阪神牝馬ステークスは1600mで、中山牝馬ステークスは今回のレースと同じ距離の1800mだからという事が重要なのかもしれません。
中山1800mでの好走歴が重要ということです。
スピード指数で比較
ここからはスピード指数で比較してみましょう。
TARGETのZI指数で比較
TARGETの指数では、116を出しているクインズミラーグロが一番高い指数になっています。
次に高いのが112のロッカフラベイビー、111のフロンテアクイーンとペイシャフェリスが続いています。
KLANのスピード指数で比較
KLANのスピード指数では、86のウキヨノカゼが一番高い指数になっています。
次に83のウインファビラス、82のクインズミラーグロとペイシャフェリス、81のデンコウアンジュという順番になっています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの月曜日時点での予想オッズです。
1番人気になりそうなのがクインズミラーグロ。次にクロコスミア、フロンテアクイーンと続く予想オッズになっています。
まとめ
福島の1800mはスタートしてから最初のコーナーまでが約300mと短いので、先行策をとれる馬が有利です。
枠順に関しては、外枠は不利で内枠の方が明らかに回収率が高いので、枠順は大切な要素となるでしょう。
血統的には、ディープインパクトかキングカメハメハ産駒が福島牝馬ステークスとの相性が良い。
さらに、前走で下級クラスを勝ってきた馬よりも、重賞レース、特に中山牝馬ステークスで好走してきた馬を重視すべきだと思います。
さらに中山牝馬ステークスで負けたとしても、0.5秒差以内の着差で敗れてきた馬であれば、十分に回収率が高い事も覚えておくと良いと思います。
もし、前走で重賞以外のレースを戦ってきた馬をピックアップしたい場合、前走1着になり、2着に0.3秒以上の着差を付けて快勝してきた馬を選んだ方が回収率が高くなるデータもあります。
馬券戦略
※4月21日22時更新
今回の福島牝馬ステークスは、絶対的な存在の馬がいないような印象のレースです。
ですので、的中するのは中々大変そうなレースになりそうです。
今回の予想のポイントは以下になります。
- 人気薄が馬券圏内に絡みそうなレース
- 先行馬が有利なコース設定で内枠の先行馬なら尚良い
- 買い目を増やして買う
今回は、先行馬有利なコース設定という事もあり、印を付けた馬の多くが比較的前のポジションで競馬出来る馬を選びました。
唯一例外はウキヨノカゼ(ロッカフラベイビーもそうかも)で、この馬のポテンシャルは1番人気のクインズミラーグロより上だと思っているので、印を付けました。
逆に1番人気のクインズミラーグロは今回あえて外しました。理由は「1番人気になるが、このメンバーの中で1番強いとは思わないから」です。
難解なレースになるので、ここでは1番人気はあえて外してみようと思います。
最終的な印は下記の様になります。
- ◎⑤ウインファビラス
- 〇①ギモーブ
- ▲⑥ウキヨノカゼ
- ▲⑧フロンティアクイーン
- ▲⑬クロコスミア
- △②ハピネスダンサー
- △⑦トウカイシェーン
- △⑩エテルナミノル
- △⑭ロッカフラベイビー
本命はウインファビラス。特別強いとは思わないのですが、内枠の先行馬なので、軸馬の1頭にしようと決めました。
〇はギモーブ。この馬も1枠で上手くスタートを決めてくれれば、距離ロス無く走れるので、最後に3着以内飛び込む可能性に期待です。オッズの妙味も含めて決めました。
▲は、ウキヨノカゼ、フロンティアクイーン、クロコスミアです。ウキヨノカゼは展開に左右されるのですが、末脚が決まる展開になれば勝つ可能性もありと予想しています。
フロンティアクイーンとクロコスミアは、先行できる脚質があるので▲と予想。
△の4頭も、ロッカフラベイビー以外は先行脚質で人気薄の馬を選びました。
4コーナーポジション別の成績
先行馬有利というのは、下のデータを見て頂くと分かります。
1枚目は、過去10年の福島牝馬ステークスでの4コーナーのポジションが1番手から10番手以内の成績です。
2枚目は、4コーナーで11位から16位だった馬の成績です。
このデータを見ると、4コーナーで10番手以内にいないとほぼ勝ちきるのは無理だという事です。
このデータを重視して、先行脚質の馬を多く選びました。
しかし、ウキヨノカゼとロッカフラベイビーは怖い存在だと思っているので、印を付けました。
そして、馬券の買い目は三連複フォーメーションで、①⑤-⑥⑧⑬-②⑦⑩⑭(37点)で買おうと思います。
本命にしたウインファビラスとギモーブのどちらか1頭が3着以内になればという馬券です。
それと、久々に馬連フォーメーションも買ってみようと思います。
①⑤-⑥⑧⑬(7点)の馬連フォーメーションも買う予定です。
良かったら皆さんも参考にしてみて下さい。
予想結果とレース回顧
※4月22日16時更新
さきほど福島牝馬ステークスが終了しました。
結果は本命にしたウインファビラスと対抗のギモーブは3着以内に入れず完敗でした。
それにしても、ギモーブはもう少し前の位置で競馬をしてくれるものと期待していたのですが、あのポジションでは、せっかくの1枠の利を生かす事が出来なかったように思います。
ウインファビラスも、最後の直線でラチ沿いを走ろうとしたら、前を走るウエスタンレベッカ等によって狭くなって万事休す。
この瞬間に私の馬券は終わってしまいました。ウインファビラスも出来ればもっと前の位置で競馬をしてくれると思ったので、正直残念でなりません。
しかし、どちらにしても印を付けなかったクインズミラーグロが来たので、予想は完敗でした。
それにしてもウキヨノカゼ。やっぱり来ましたか。。