2016年6月19日に函館競馬場の芝1200mで開催される、第23回 函館スプリントステークス(G3)の予想をしてみたいと思います。
月曜日時点では17頭が登録しています。昨年勝ったティーハーフや2着のアースソニックも出走予定です。今年はどんな馬が勝つのか楽しみですね。早速予想してみたいと思います。
※下記は月曜日現時点での出走リストです。
今回の目次
函館スプリントステークスの過去の傾向
昨年は三連複が20万馬券、三連単が90万馬券になりました。2年前も1番人気から3番人気がとんでいて、三連単が80万馬券になりました。
直近の3回は1番人気と2番人気がきていません。今年はどんな配当になるか気になります。
内枠有利な傾向
直近5回のデータでは、1枠から3枠までの成績が良いです。過去5年で馬券になった15頭のうち、1枠から3枠までに入った馬は8頭絡んでいます。
4枠は0、5枠は1頭しか馬券になっておらず、4枠と5枠の成績が一番悪いです。
クロフネやマンハッタンカフェに注目
過去5年の函館スプリントステークスでは、クロフネ産駒が3頭、マンハッタンカフェ産駒が2頭絡んできます。
サイアーランキング上位のディープインパクト産駒やキングカメハメハ産駒はそれほど強くないようです。距離も1200mと短距離になるからだと思われます。
今回の出走リストを見ると、クロフネ産駒が2頭います。昨年2着になったアースソニックとセイコーライコウです。
前走にどんなレースに出走した馬が強いか?
次に近5年で3着以内になった馬が、前走どんなレースに出走していたかを見てみましょう。
やはり、前走でG1 かG2の重賞レースを走っている馬が良く馬券になっています。
今回の出走リストの中で前走重賞レースを走っている馬は9頭います。
- アクティブミノル(高松宮記念4着)
- エポワス(京王杯16着)
- オメガヴェンデッタ(京王杯6着)
- キャンディバローズ(桜花賞13着)
- シュウジ(NHKマイルカップ12着)
- ソルヴェイグ(桜花賞17着)
- ティソーナ(NHKマイルカップ17着)
- レッツゴードンキ(ヴィクトリアマイル10着)
- ローレルヴェローチェ(高松宮記念16着)
追い込み馬有利
脚質別の成績では、近5年で一番馬券になっているのは、追い込み馬(40%)、先行(26.7%)、差し(20%)、逃げ(13.3%)の順番になっています。
どちらかというと、後ろで競馬をする馬の様が有利な傾向です。
函館1200mに強い血統は?
次に2014年から2016年6月までの函館競馬場芝1200mの種牡馬別の成績表を見ながら分析してきましょう。
父系の血統
まずは父の血統では、デュランダル、ヨハネスブルグ、アドマイヤジャパン、フレンチデピュティ、ディープインパクト、ファルブラヴなどの産駒の勝率が高いです。
短距離が得意なサクラバクシンオー産駒は、ここ函館ではあまり成績が良くないです。
今回のレースではファルブラヴ産駒が2頭いて、エポワスとオデュッセウスが該当しています。
母父の血統
次に母父として強い血統を見ていきましょう。父としてはイマイチの成績だったサクラバクシンオーですが、母父としては勝率があります。
他には、フレンチデピュティ、エンドスウィープ、グラスワンダー、ストームキャット辺りが良さそうですね。
今回、母父にフレンチデピュティを持つ馬が1頭いて、ヤマニンプチガトーが該当しています。
スピード指数で比較
次に2つのスピード指数のデータを用いて分析していきましょう。
TARGETのZI指数で比較
まずは競馬ソフトのTARGETのZI指数を見てみましょう。下の画像の「ZI」と書いてある列がスピード指数の数値です。
一番高い数値を出しているのがオデュッセウスの119、次に118のセカンドテーブル、次にアクティブミノルとオメガヴェンデッタの117となっています。
KLANのスピード指数で比較
次にKLANのスピード指数です。近5走で最も高い指数を出しているのがセカンドテーブルの92、次にローレルヴェローチェの90で、次がオメガヴェンデッタの89となっています。
オメガヴェンデッタは近5走で85以上の指数を3回だしているので、注目したいですね。
レースペースはどんな感じになる?
TARGETで過去10年のエプソムカップのレースペースを分析した結果、過去10年での平均RPCIは「46.0」でした。
この数値は、前半からハイペースで進むレースの数値です。1200の短距離なので、スタート直後からガンガン飛ばしている馬が多いレースといえるでしょう。
上がりタイムの成績
下のデータは、近5走の上がりタイムの成績です。色が薄くなっていない部分は、そのレースで上がりタイム3位以内で走ったレースです。
このデータを見ると、速い上がりタイムを持っている馬は、アースソニック、オデュッセウス、ティーハーフ、ヤマニンプチガトーの4頭が速い上がりタイムを持っているのが分かります。
まとめ
このレースでは、人気薄の馬も馬券に絡む事が多いので、事前のオッズに惑わされないことが重要だと思います。
前走で重賞レースを走ってい、スピード指数と上がりタイムを重点において気になる馬をピックアップしてみました。
- エポワス(ファルブラヴ産駒&前走京王杯)
- アクティブミノル(ZI指数&前走高松宮記念4着)
- オメガヴェンデッタ(スピード指数&前走高松宮記念6着)
- セカンドテーブル(スピード指数&)
- ティソーナ(前走NHKマイルカップ)
- ローレルヴェローチェ(前走高松宮記念&スピード指数)
現状では上記6頭が気になる存在です。皆さんも参考にしてみて下さい。
同時期に開催されるレースの予想
同時期に開催される他のレースの予想もしていますので、良かったらご覧下さい。