11月26日に京都競馬場の芝1200mで開催される、第62回京阪杯(G3)のデータ分析をしていきたいと思います。
今年は3歳世代からはジューヌエコールが参戦を予定しています。さらに今年の高松宮記念を制したセイウンコウセイ、同じ京都1200mのオパールステークスを制したソルヴェイグ等も参戦予定です。
現時点では18頭が暫定登録されています。
今回の目次
京都芝1200mのコース解説
京阪杯では京都競馬場の芝1200mコースが使用されます。内回りと外回りコースがありますが、1200mでは内回りを使用します。
外回りコースよりも、最後の直線は約80mほど短くなります。
内回りで直線が短いので、先行出来る馬や内枠の馬の方が有利なコース設定となっています。
勝ち時計のデータ
2017年の京都芝1200の勝ち時計の記録は、最も早いのが1分7秒3、最も遅いのが1分10秒0です。
ちなみに今年の1月のシルクロードステークス(G3)の勝ち時計は、1分7秒5でした。
レース当日の馬場予想
水曜日と木曜日に多少の雨が降るようですが、金曜と土曜は雨が降らずに日曜日は曇り予報になっています。
レース当日の馬場状態は、おそらくこの予報通りだと良馬場になる可能性があります。しかし、今の京都の馬場は最近の不良馬場の影響が残っていると思うので、パンパンの良馬場ではなく、少し力の要る良馬場という予想。
京阪杯の過去の傾向
内枠がかなり有利
過去10回の京阪杯の枠順別の成績です。これを見ると、1枠から3枠までは二桁の勝率があります。
連対率や複勝率を見ても、4枠、5枠から内枠の方が全体的に成績が良く、6枠から外の枠ではかなり厳しい結果になっています。
京都の1200mは内回りのコースで、スタートが向正面の真ん中辺りからになります。やはり、外枠だと距離ロスが明らかなので、同じ力の馬だと明らかに内枠の方が有利でしょう。
下級クラスになると、このデータはもう少し平均的なデータになりますが、重賞レースになると比較的接近した力量の馬同士のレースなので、距離ロスの有無は成績に直結する重要なファクターになります。
短距離は逃げ・先行馬を軸に
脚質別の成績も見てみましょう。やはり逃げ・先行馬の回収率が非常に高いです。
逃げ馬は過去10回で3勝、先行馬は6勝とスタートが上手で前のポジションをとれる馬を軸にすべきだと思います。
特に逃げ馬の単勝回収率は400%を超えており、人気が無い逃げ馬でも印を付ける勇気が必要でしょう。
上がりタイム別では、上がり3Fが最速の馬でも過去10回で1勝とそれほど上がりタイムを気にする必要は無いと思います。
上がりタイムは速い時計を持っているに超したことはないですが、上がりタイムよりもスタートが上手な馬を優先した方が良いと思います。
栗東の馬&騎手が良い
京都なので、美浦所属よりも栗東所属の方が確率が高い。
所属別の騎手成績の違いは明らかで、美浦所属の騎手は過去10回で0-0-1-21/22と殆ど馬券になっておらず、栗東は9-9-8-114/140と美浦の騎手よりも優勢な状況です。
調教師の所属別で見ても、美浦は1-1-1-35/38ですが、栗東は9-9-10-107/135と圧倒しています。
この2つのデータからも、栗東所属の騎手で、栗東の馬に乗っている人に評価を上げる事が良いでしょう。
スピード指数で比較
TARGERのZI指数で比較
TARGETの指数を見ると、125を出しているメラグラーナがトップで、次に124のヒルノデイバロー、121のナックビーナス、120のソルヴェイグという順番になっています。
KLANのスピード指数で比較
KLANの指数では、91を出しているセイウンコウセイが1位、次に89のヒルノデイバロー、88は2頭いて、アットザシーサイドとメラグラーナ、87も2頭でナックビーナスとビップライブリーとなっています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズです。
この予想オッズでは、ソルヴェイグが2.3倍でトップ。次にアットザシーサイド、セイウンコウセイ、メラグラーナ、ジューヌエコール、ヒルノデイバローと続いています。
まとめ
京阪杯の予想で大事なポイントは以下の通りです。
- 内枠有利
- 逃げ・先行馬の回収率が高い
- 騎手・調教師ともに栗東所属の方がかなり確率が良い
以上の3つの大きなポイントをおさえるべきだと思います。とにかく枠順が発表されてから、最終的な予想の結論を出したいと思います。
馬券戦略
※11月25日14時更新
今週はジャパンカップがメインですが、この京阪杯も馬券を買ってみようと思っています。
逃げ・先行馬が有利な事や、内枠が有利な事を考慮して印は以下の様になりました。
- ◎⑤ヒルノデイバロー
- 〇⑦ソルヴェイグ
- ▲④ネロ
- ▲⑥ビップライブリー
- ☆⑪フィドゥーシア
- △②ラインスピリット
- △⑮アットザシーサイド
- △⑯ジューヌエコール
内枠の先行脚質を比較的重い印にしました。馬券の買い目は、⑤⑦-④⑤⑥⑦⑪-②④⑤⑥⑦⑪⑮⑯の三連複フォーメーション30点各100円で勝負です。
皆さんも良かったら参考にしてみてください。
予想結果とレース回顧
※11月26日17時更新
さきほど京成杯が終了しました。結果的には本命対抗ともに着外になり、予想をはずしてしまいました。
ネロは馬券の可能性は結構あるのではないかと思っていて、実際に素晴らしい走りだったのですが、ソルヴェイグもダメだったし、ヒルノデイバローのスタートを見たときに嫌な予感をかんじてしまいました。
ジャパンカップもガミッたし、来週のチャンピオンズカップは大きく儲けたいですね!