ついに牡馬クラシック最終戦の菊花賞が今度の日曜日に開催されます。昨日木曜日に枠順も決まり、フルゲート18頭でのレースとなりました。
デムーロ人気のエタリオウ、皐月賞馬のエポカドーロ、5戦4勝で重賞2勝のブラストワンピース等が人気になりそうなレースです。
今回の目次
京都競馬場芝3000mのコース解説
スタート地点は向正面3コーナー手前の上り坂。3コーナーまではわずか200m(Aコース時)と短い。3コーナーにかけては上りで、4コーナーへかけては下り坂。
4コーナーを回った最初のホームストレッチではいかに折り合いをつけられるかがポイント。特に菊花賞ではスタンドの大歓声もあり、ここで取り乱すことなく冷静に走りたい。
そして1コーナー、2コーナーと回り、バックストレッチへ。そして2回目の3コーナーへ向かうところで、高低差4.3mの坂を再び上り、4コーナーにかけて下る。
最後の直線は平坦で、Aコース時が404m、B、C、Dコース時が399m。例年、菊花賞はAコースで行われている。
当コースは菊花賞と万葉Sのみで施行されている。3000mという長丁場だが、スタート直後の直線が短いため、出だしがレース展開の大きなカギを握る。前半は特にポジション取りが重要となり、基本的には好位で内々を回った方が有利。ペースがグッと落ちるのは中盤に入ってからで、1コーナー手前から向正面へ向くまで。
ペースが徐々に上がっていくのは長いバックストレッチに入ってから。そこで再び坂を上り、レースが動き出すのはラスト800m付近の坂の下り。
ここではゆっくり駆け下りるのが鉄則だったが、近年はここからロングスパートをかける馬も多数いる。固まった馬群の外を回されて4コーナーを迎えると、外に振られてしまい苦しくなる。枠順は最初のコーナーまでが短い影響で内枠有利。
種牡馬別の傾向
種牡馬別の傾向では、ディープインパクト産駒の勝率はかなり低く、逆にマンハッタンカフェやルーラーシップ産駒の方が勝率や回収率は高い傾向にあります。
菊花賞の過去の傾向
過去10年の菊花賞のデータ分析をしていきたいと思います。
人気別の成績
人気別の成績では、1番人気馬が過去10回中6勝と圧倒的な勝率を誇っています。複勝率も80%を超えていて、1番人気は素直に印を付けておいた方が良いかもしれません。
2着や3着は人気薄でも時々馬券に絡むので、ヒモ荒れも期待できるレースといえるでしょう。
枠順別の成績
枠順別の成績では、明らかに内枠の方が回収率が高い傾向にあります。京都コースを1周半するので、内側で経済コースを走れる方が確実に良いと思います。尚且つ先行脚質で内枠であれば尚良さそうなコース設定になっています。
脚質別の成績
脚質別の成績を見ると、逃げ馬には厳しいデータになっていて、先行脚質の馬が最も良さそうなデータになっています。
上がり3Fのタイム別の成績では上がり最速か上がり2位の馬の勝率が非常に高いです。
前走レース別の成績
前走レース別の成績では、神戸新聞杯組が8勝となっていますが、勝率と回収率はそれほど高くありません。
1000万下クラスの条件戦を勝ち上がってきた馬にもチャンスありのレースでもあります。
スピード指数で比較
TARGERのZI指数で比較
TARGETのZI指数ではブラストワンピースの125が一番高いです。次に122のジェネラーレウーノ、120のフィエールマン、117のエタリオウ、116のエポカドーロという順番になっています。
netkeibaのスピード指数で比較
netkeibaの指数では、前走で115を出したブラストワンピースがトップの指数になっています。次に112のグローリーヴェイズ、107が3頭いてユーキャンスマイル、グロンディオーズ、ステイフーリッシュ、106はエタリオウとメイショウテッコンと続いています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズです。現時点ではエタリオウが1番人気予想になっており、次にエポカドーロとブラストワンピースが2番手を争っています。その次はジェネラーレウーノ、メイショウテッコン、グレイルという順番になっています。
まとめ
エタリオウが1番人気ですが、脚質的に軸にするのは少し考えてしまいます。3000mと全ての馬が初めての距離なので、なかなか予想は難しいとは思いますが、レースまでに印と買い目は決めたいと思います。
馬券戦略
※最終的な印と馬券の買い目は有料メルマガ「ドラゴンの勝ち組サークル」にて公開させて頂きます。