8月5日に小倉競馬場の芝2000mで開催されるハンデ重賞の第54回小倉記念のデータ分析をしていきたいと思います。
6月の鳴尾記念で2着になったトリオンフや、阪神大賞典2着のサトノクロニクル等が4歳世代として参戦してきます。
あとは、重馬場に強そうなキョウヘイや5月の都大路ステークスを勝ったサンマルティンも参戦予定になっています。
現時点では12頭の出走登録リストとなっています。
今回の目次
小倉競馬場芝2000mのコース解説
スタート場所は正面スタンド前の直線の4コーナーのポケットから。1コーナーまでは約470mと長い。
1コーナーと2コーナーにかけてはゆったりとした上り坂で、2コーナーの地点がこの競馬場で最も高い位置で、全体的な高低差は2.96mある。
3,4コーナーは下り坂になっていてスパイラルカーブ。最後の直線は約293mと短め。
1コーナーまでの距離はそこそこあるので、レースペースはそれほど速くならない事が多いが、メンバーと展開次第ではレースペース自体が極端に違ってくる。
種牡馬別の傾向
今回の登録メンバーの種牡馬に限定し、小倉競馬場の芝2000mの成績データは下記になります。2015年以降のデータになります。
ハービンジャー産駒とメイショウサムソン産駒の勝率と連対率が良さそうです。回収率だけで評価すると、メイショウサムソン産駒が高い回収率があります。
小倉記念の過去の傾向
過去10年の小倉記念のデータを見ていきましょう。
人気別の成績
過去10年の人気別の成績を見ると、1番人気の馬が過去10年で一度も勝てていません。2着は3回と3着が2回ありますが、1番人気馬にとっては鬼門のレースとなっています。
2番人気の馬も過去1勝しかしておらず、3番人気と4番人気の馬が2勝以上しています。9番人気や11番人気の馬も勝ち星を挙げていて、波乱含みのレースといえます。
枠順別の成績
枠順別の成績を見ると、2枠、3枠、8枠の成績が良いようです。特に3枠の回収率が非常に高くなっています。8枠の回収率も安定しています。
逆に1枠の馬は、過去10年で連対すら無いので、少し注意が必要になるかもしれませんね。
脚質別の成績
脚質別の成績を見ると、逃げ馬は過去10年で3着が1回だけとなっていて、コース特性を考えると、少し意外な感じがします。もう少し逃げ馬の成績が良くてもよいのですが、逃げ馬はこのレースでは相性が良くないようです。
斤量別の成績
斤量別の成績では、51キロ以下の軽いハンデの馬は厳しい結果になっています。逆に57.5キロ以上の思いハンデも3着があるのみで、勝ち馬は51.5キロから57キロの範囲の斤量を背負う馬になっています。
年齢別の成績
年齢別に見ると、3歳馬が検討しているのが分かります。しかし、今年は3歳馬はいません。逆に4歳馬が一番勝率が高くなっており、今年のトリオンフやサトノクロニクル等が人気になると思われます。
高齢馬は少し厳しい数値になっていますが、回収率は高いので穴党には面白いデータかもしれませんね。
スピード指数で比較
TARGERのZI指数で比較
TARGETの指数では、131のトリオンフがトップになっています。次に122のマイネルサージュ、118は2頭でサトノクロニクルとサンマルティン、117のストロングタイタン、116のストーンウェアという順番になっています。
netkeiba.comのスピード指数で比較
netkeiba.comさんのスピード指数では、114のサンマルティンがトップになっています。
次に110が4頭いて、サトノクロニクル、キンショーユキヒメ、ストロングタイタン、マイネルサージュの4頭が110の指数。
次に109がトリオンフとマウンドゴールドという順番になっています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズです。現時点ではトリオンフが2.7倍で1番人気予想になっていて、次にサトノクロニクル、サンマルティン、ストロングタイタン、マイネルサージュ、キョウヘイという予想オッズになっています。
まとめ
当日のオッズもおそらく、トリオンフとサトノクロニクルの4歳馬の2頭が人気を分け合う形になると思われます。
しかし、人気別の成績では1番人気はかなり相性が悪いので、データ的には1番人気を軸にしづらいと思います。
血統面とスピード指数、脚質等総合的に判断して予想しますが、近走のレース映像なども見ながら最終的に印と買い目を決めたいと思います。
馬券戦略
※最終的な印と馬券の買い目は有料メルマガ「ドラゴンの勝ち組サークル」にて公開させて頂きます。