2017年2月26日に中山競馬場の芝1800mで開催される第91回 中山記念(G2)の予想をしてみたいと思います。
このレースをステップにしてUAEのドバイへチャレンジ予定のリアルスティールやヴィブロス、昨年の香港ヴァースに参戦したヌーヴォレコルト等の実力馬が参戦予定になっています。
下記は月曜日時点での暫定出走リストになります。現時点では12頭の出走が予定されています。
中山記念の過去の傾向
それでは中山記念の過去5年の傾向を見ていきたいと思います。まずは下記は過去5年の3着以内の成績表です。
1番人気の成績は?
過去5年では、1番人気の馬は昨年のドゥラメンテが1着になっただけで、それ以外は4着以下に敗れています。
しかし、2番人気や3番人気の馬は毎年馬券になっているので、波乱といえる程ではない結果になっています。
昨年の2着と3着になったアンビシャスとリアルスティールは今年も参戦予定なので、注目ですね。
だたし、この2頭は昨年より斤量が増えます。アンビシャスは+2キロ、リアルスティールは+3キロになるので、少し注意が必要です。
最も人気薄の馬が馬券に絡んだのは?
中山記念の過去5年分のデータを見た場合、最も人気薄の馬は、2013年のシルポートが3着になったレースです。
この時、シルポートは当日8番人気で3着になっています。しかし、8番人気といっても単勝オッズは13.3倍でした。
8番人気であっても、それなりの支持がありました。
過去5年の中山記念では、単勝オッズが全て20倍以内の馬が馬券に絡んでいます。
リピーターが強い!?
上のデータを見ても、過去に複数回馬券になっている馬がいるのでリピーターに注目したいと思います。
今回は、リアルスティール、アンビシャス、ロゴタイプ、ヌーヴォレコルト等が該当します。
中山記念の配当傾向は?
次に過去10年の中山記念の配当金額のデータです。
2010年の13番人気で勝ったトーセンクラウン(当日は不良馬場)は大穴でしたが、それ以外の多くは3番人気以内の馬が勝っています。
配当金額も全体的には固めのレースが多いですね。三連単の馬券を健闘している人は2番人気か3番人気の馬を1着固定にして買う事も面白いかもしれません。
中山記念の過去5年の血統傾向は?
次に中山記念で過去5年の3着以内になった馬の血統表です。
この表を見ると、ディープインパクトやハーツクライの血が入っている馬の成績が良いと思います。
中山記念の過去5年の枠順別傾向について
次に枠順別の傾向です。下記のデータを見ると、3枠と4枠の成績が良いです。
ただし、このデータは結果論の様なもので、中山競馬場の芝1800M全体の成績で枠順別の成績を見ると、下のデータになります。
このデータを見る限りでは、内枠の方が有利な勝率になるようです。
しかし、今回の中山記念では最大でも12頭立てのレースになる予定なので、枠順はそれほど意識する必要はないかもしれません。
中山記念の過去5年の脚質別傾向について
今度は脚質別の成績です。下のデータを見ると、極端な逃げや追い込みでは厳しい結果になる事が多いようです。
コースレイアウトを考慮すると、3~5番手辺りの好位で競馬できる馬が一番展開に恵まれそうです。
中山記念の過去10年の前走のレース別成績
次に中山記念に出走してくる馬が、前走でどのレースを走ってきたかを過去10年のデータで分析したいと思います。
下の画像は、前走のクラス別成績表です。予想通りですが、前走でG1を戦ってきた馬の成績が非常に良いです。
前走がG1を使ってきたの馬の勝率は22.2%と信頼度が高いです。
次に下のデータは前走レース別の成績です。やはり、有馬記念や天皇賞秋を戦ってきた馬が強いデータになっています。
今回、前走でG1を戦ってきた馬は、アンビシャス(天皇賞秋4着)、リアルスティール(ジャパンカップ5着)、ヴィブロス(秋華賞1着)、ヌーヴォレコルト(香港ヴァース4着)、ロゴタイプ(香港マイル5着)、ネオリアリズム(香港マイル9着)の6頭が該当します。
中山の芝1800mに強い種牡馬は?
次に今回出走登録している12頭の種牡馬別の成績を見ていきたいと思います。
まずは下のデータは今回の中山記念に登録している12頭の血統データになります。
そして下記のデータは、今回の中山記念に出走登録している馬の種牡馬別の成績データです。中山競馬場の芝1800に限定したデータです。
ディープインパクトは中山と相性が良くないというイメージを抱いている人がいますが、勝率や連対率はとても高い数字になっています。
ディープインパクト産駒のリアルスティールやアンビシャス、ヴィブロス等が有力と評価出来ます。
そのほかには、ローエングリン産駒のロゴタイプです。ローエングリン自身も2007年の中山記念覇者ですし、ロゴタイプも2015年と2014年に馬券に絡んでいます。
騎手別の成績を分析
今度は騎手別の成績を見ていきましょう。月曜日時点では騎手が確定していませんので、中山競馬場の芝1800の2014年以降の騎手別の成績データを掲載します。
この成績では、戸崎圭太騎手やルメール騎手、ミルコデムーロ騎手等の実力者が評判通りの結果を出しています。福永祐一騎手も素晴らしい成績ですね。
それでは今度は重賞レースに限定したデータを見てみましょう。
重賞レースになると、ミルコデムーロ騎手の強さが際立ちます。昨日のフェブラリーステークスも勝って、ビッグレースになると頼りになりそうなのがミルコデムーロ騎手といえます。
逆に2016年のリーディングジョッキーで、中山を得意としている戸崎圭太騎手は、重賞レースになると、かなり成績が落ちてしまいます。
今回のレースでは、リアルスティールに騎乗予定の戸崎圭太騎手ですが、気になるデータだと思います。
スピード指数で比較
次に2つのスピード指数のデータを用いて分析していきましょう。
TARGETのZI指数で比較
まずTARGETのZI指数を見た場合、一番高いのがヴィブロスの132です。次にリアルスティールとネオリアリズムの128、ツクバアズマオーの127と続いています。
ヴィブロスの秋華賞での走りが高く評価されているデータになっています。しかし、秋華賞から中山記念というローテーションは殆ど前例がないので、取捨が難しいと思います。
KLANのスピード指数で比較
次にKLANのスピード指数を見てみましょう。下のデータでは指数が90以上が目立つような設定にしました。
このデータでは、アンビシャス、リアルスティール、ロゴタイプが全体的に高い指数を出しています。
ネオリアリズムやツクバアズマオーも不気味な指数を出していますね。
詳細データ分析
中山競馬場の成績が良い馬は?
今度は中山競馬場の成績を見てみたいと思います。下のデータでは、アンビシャス、ヌーヴォレコルト、リアルスティールの3頭が複勝率100%の数字になっています。
他にもロゴタイプも9回中、7回が3着以内になっているので注目です。
芝1800Mの成績が良い馬は?
芝の1800Mの成績も見てみましょう。ここでも、ヌーヴォレコルトとリアルスティールが複勝率100%になっています。
アンビシャスも6回中、5回が3着以内にきています。
中山芝1800Mの成績が良いのは?
中山競馬場の芝1800Mという今回と同じコース設定ではどうでしょうか。データのサンプル数は多くないですが、このデータもある程度参考に出来ると思います。
サクラアンプルールやマイネルミラノも相性が良さそうです。しかし、出走回数が少ないのでそれほど参考にならないかもしれませんが。。
斤量別の成績
今回のレースに出走する斤量別の成績も見てみましょう。
ヌーヴォレコルト、ヒラボクディープ、ロゴタイプ等の回収率が高くなっています。
クラス別の成績
今回の中山記念はG2ですが、今回出走予定の12頭のG2の成績表です。
出走回数を含めての信頼度を考えると、このデータの中では、アンビシャス、ヌーヴォレコルト、リアルスティールの3頭の信頼度が高いです。
予想オッズ
月曜日時点の予想オッズも掲載します。このデータはhttp://www.netkeiba.com/さんの予想オッズを転載させていただきます。みなさんも参考にしてみてください。
現時点ではアンビシャスが1番人気で、次いでリアルスティールが人気になっています。本番でも、この2頭が1番人気を争うことになりそうです。
まとめ
現時点での私の気になる馬を5頭ピックアップさせて頂きます。
- アンビシャス
- リアルスティール
- ロゴタイプ
- ヴィブロス
- ヌーヴォレコルト
馬券戦略
※2月26日午前11時更新
今回は、比較的固めの決着になるかもしれないと思うので、馬券は三連単1頭軸マルチで買おうかと思います。
下記が最終的な私の印になります。
- ◎アンビシャス
- 〇ヴィヴロス
- ▲ヌーヴォレコルト
- △ロゴタイプ
- △ツクバアズマオー
- △リアルスティール
今回は、本命をアンビシャスにしました。このアンビシャスを軸にして三連単1頭軸マルチで、相手が五頭の合計六十点の購入を検討しています。
皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。
予想結果とレース回顧
※3月1日更新
今回のレースもまたまたミルコデムーロ騎手が勝利しました。ネオリアリズムは人気の一頭になっていたので、思い切って消したのですが、これが完全にハズレてしまいました。
本命のアンビシャスのレース自体は悪くなかったのですが、レースペースがスローになってしまったので、後ろからでは届かなかった印象です。
レースラップを見てみると、最初の3ハロン(600m)が37.4秒、4ハロンで50.3秒(800m)でした。
これは明らかにスローペースだったので、前目にいたネオリアリズムとロゴタイプに有利に働いたと思われます。
それにしても、2着になったサクラアンプルールには驚きました。レース中はイン側を走って折り合いもばっちりのように見えました。
距離ロスのないコースを通れたことも2着になった要因だと思います。
結果的に今回は惨敗でした。ミルコデムーロ騎手が最近すごいので、今度の土曜日のレースのチューリップ賞で印を付けるか迷ってしまいますね。