1月28日に東京競馬場のダート1400mで開催される第32回根岸ステークスのデータ分析をしてみたいと思います。

昨年の根岸ステークス覇者であるカフジテイク、昨年4着のキングズガード等が参戦予定になっています。

現時点ではフルゲートの16頭が登録されています。

2018年の根岸ステークスの暫定出走リスト

東京競馬場ダート1400mのコース解説

ダートの1400の開催があるのは、東京、中京、京都、阪神と4つの競馬場だが、東京以外の3つの競馬場ではすべて芝スタートになっており、最初から最後までダート1400mはこの東京だけ。

東京競馬場のコース立体図

引用:JRA

スタート位置は、向正面の2コーナーが終わった辺り。最初のコーナーの3コーナーまでは約440mある。

スタートしてから200m過ぎると、緩やかな上り坂になり、3,4コーナーは平坦。最後の直線は、ゴールまで約500mと非常に長い。

最後の直線の途中でも緩やかな上り坂になっている。

下級条件のレースでは前半のペースはそれほど速くならない事が多いが、重賞レースとなると先行争いが激しくなってペースが上がり、差し馬の台頭が多くなる傾向にある。

ただし、大外一気で追い込んでくるような馬は、よほど展開が向かないと1着になりきるのは難しい。

東京ダート1400mに強い血統は?

ちなみに、今回のメンバーの種牡馬に絞って、東京ダート1400mの種牡馬別の成績を出してみた。

高い勝率をだしているのが、ゴールドアリュール産駒、ダノンシャンティ産駒。他にもシニスターミニスター産駒も回収率が高い。

東京ダート1400mの血統別成績

2015年以降のデータ

今回のメンバーで上記の産駒は以下の通り。

ゴールドアリュール産駒

  • イーデンホール
  • サンライズノヴァ

ダノンシャンティ産駒

  • サイタスリーレッド

シニスターミニスター産駒

  • キングズガード

根岸ステークスの過去の傾向

過去10年の根岸ステークスの傾向を見ていきましょう。

人気別の成績

過去10年で1番人気が4勝、2着2回と連対率は6割と一番信頼感がある。4番人気も過去3勝と勝率が高い。

過去10年の根岸ステークスの人気別の成績

過去に11番人気の馬が勝ったこともあるが、基本的には勝ち馬は5番人気以内から選ぶ事が良いデータになっている。

枠順別の成績

枠順別の成績では、1枠から4枠の合計が7勝、5枠から8枠が3勝と内側の枠の馬の方が勝率が高い。

過去10年の根岸ステークスの枠順別の成績

頭数が多くなればなるほど内枠の方が距離ロスが少なくて良さそうだが、後ろから行く脚質であれば、逆に包まれて追い出しのタイミングが難しい。

先行脚質なら内枠が欲しいが、追い込み脚質の馬であれば枠順よりあまり影響がないだろう。

脚質別の成績

脚質別の成績を見ると、逃げ馬は過去10年で1度も勝てていません。2着が1回ありますが、直線が約500mあるので、逃げ馬はターゲットにされやすく勝ちきるのは厳しいコースだと思われます。

過去10年の根岸ステークスの脚質別の成績

2番手から6番手辺りで競馬が出来るような馬が良いと思います。

上がり3Fの順位を見ても、このレースで上がり最速の馬が5勝、複勝率は8割を超えています。

このメンバーで上がり最速になりそうな馬を軸にするのも、データ的には十分アリだと思います。

前走クラス別の成績

前走クラス別では、前走でG1を走った馬が2勝していますが、前走G3から来た馬も5勝しており、勝率は決して引けを取っていないようです。

オープン特別クラスから参戦してきても時々勝つ事もあるので、前走のクラスに関しては考えすぎなくても良さそうです。

過去10年の根岸ステークスの前走クラス別の成績

年齢別の成績

年齢は、明け4歳の回収率が高いですが、4歳よりも5歳の方が確率は良いデータになっています。

過去10年の根岸ステークスの年齢別の成績

5歳以降は回収率もガクンと下がるので、年齢で軸馬を探す場合は4歳か5歳が良いかもしれませんね。

ただし、今年は4歳(サンライズノヴァ)、5歳(サイタスリーレッド)は1頭ずつしかいないのでなんともいえませんが。。

スピード指数で比較

TARGERのZI指数で比較

TARGETの指数では、ブルドッグボスの125が一番高いです。次に118のカフジテイクアキトクレッセント、117のベストウォーリア、115のサンライズノヴァとなっています。

 ZI指数で比較

予想オッズ

netkeiba.comさんの予想オッズです。現時点ではカフジテイクが一番人気で、次にキングズガードサンライズノヴァベストウォーリアアキトクレッセントという順番になっています。

根岸ステークスの予想オッズ

まとめ

昨年の勝ち馬であるカフジテイクキングズガードは印を付けなければいけないと思っていますが、サンライズノヴァベストウォーリアは現時点では印を付けるか迷っています。

ベストウォーリアは全盛期を過ぎた印象ですし、サンライズノヴァもそこまで強いと思えないからです。

他の人気薄にも注目して、三連系の馬券で的中出来る様な買い方を考えたいと思います。

馬券戦略

※1月27日15時更新

今回はベストウォーリアが出走取り消しになり、オッズが6番人気と7番人気の間がかなり差のある状態になっています。

予想の結果、6番人気以内の馬に全て印を付ける結果となりました。

  • ◎⑦キングズガード
  • 〇②アキトクレッセント
  • ▲⑥カフジテイク
  • ☆⑫ブルドッグボス
  • △⑧サンライズノヴァ
  • △⑭ノンコノユメ

今回は比較的固めの配当になると予想したので、上記の印になりました。

馬券の買い目は、本命のキングズガードの三連単1頭軸5頭マルチの合計60点を各100円ずつ買う事にしました。

トリガミの可能性もあり得るのですが、今回はこんな平凡な予想になってしまいました。

皆さんも良かったら参考にしてみてください。

予想結果とレース回顧

※1月29日9時更新

昨日根岸ステークスが終了しました。結果的には本命のキングズガードが3着以内に入れず馬券は外してしまいました。

キングズガードの位置取りが中途半端だった影響なのか、最後の伸び脚がラスト200mで止まってしまったような印象でした。

馬場を考慮すると、前残りの可能性もあったのですが、ノンコノユメサンライズノヴァの末脚は素晴らしかったですね。

来週出直して頑張ります。


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