5月21日に、東京競馬場の芝2400mで開催される、第78回オークスの予想をしてみたいと思います。

桜花賞で好走したメンバーも出走を予定しています。桜花賞を勝ったレーヌミノルや2着のリスグラシュー、さらにソウルスターリング等も参戦を予定しています。

注目されていたファンディーナは今回は参戦しないで、秋に備えるそうです。

木曜日時点で枠順発表があり、フルゲート18頭のレースの予定です。

オークスの出走リスト

オークスの過去の傾向

過去のオークスのデータを見ながら分析していきましょう。

人気別の成績

過去10年のオークスでは、1番人気の馬の成績は、3-3-1-3と3割の勝率と7割の複勝率で信頼度がとても高いデータになっています。

過去10年のオークスの人気別の成績

3着以内になる馬も、基本的に10番人気未満の馬が絡んでおり、二桁人気の馬は思い切って無印にする事も一つの考え方といえるでしょう。

枠順別の成績

枠順別の成績では、過去10回のオークスでは2枠の成績が一番良いです。

しかし、内枠だから良いとは必ずしもいえないようで、1枠や3枠を見ると内枠有利とは考えなくても良いと思います。

過去10年のオークスの枠順別の成績628

東京は直線も長いですし、2400mというある程度長い距離なので、枠順に拘る必要はそれほど無いと思います。

脚質・上がりタイム別の成績

脚質別の成績では、逃げ馬や先行脚質は過去10回のオークスでは1度も勝てていません。

中団から後方で競馬をする馬の方が良い成績を出しています。脚質に拘る必要はそれほど無いレースともいえます。

過去10年のオークスの脚質・上がりタイム別の成績628

上がりタイムでは、過去10回のオークスで最速の上がりタイムを使った馬は過去10回で6勝、2着3回3着3回と抜群の成績です。

最近のオークスでは、上がり勝負の傾向があるのでこのようなデータになっているのだと思います。

ラップタイムの傾向

ラップタイムのデータも見てみましょう。過去10回のオークスでは、前半の1000mの通過タイムが60秒前後で、比較的ゆったりペースのレースになりがちです。

過去10年のオークスのラップタイムの傾向

残り3ハロンから11秒台のラップタイムになり、上がり3ハロンの勝負に強い馬に有利なレースとなるのです。

4コーナーでのポジション別の成績

4コーナーでの位置別の成績も見ると、10番手以下にいる馬であっても十分チャンスのあるレースといえます。

4コーナーでのポジション別の成績

このデータからも、脚質や枠順はそれほど関係なく、上がりが早い馬が有利な根拠となるでしょう。

前走レース名別の成績

前走レース名別の成績では、前走桜花賞組が一番多く、回収率も悪くありません。

桜花賞は1600m、オークスは2400mと距離が全く違うのですが、桜花賞を好走した馬は競走能力自体が高いので、そのポテンシャルで2400mも好走出来るのだと思います。

過去10年のオークスの前走レース名別の成績

他には忘れな草賞組が過去2勝、フローラステークス組が1勝をあげています。

それ以外の、例えばスイートピーステークス組などは、非常に成績が良くないです。

種牡馬別の傾向

2014年以降の東京競馬場の芝2400の種牡馬別の成績のデータです。このデータは、今回のオークス出走馬の種牡馬に限定しています。

東京2400mの種牡馬別の傾向

やはり、ディープインパクト産駒がとても強く、回収率も安定しています。

他にもハービンジャー産駒ステイゴールド産駒も重視できるデータになっています。

スピード指数で比較

2つのスピード指数を比較してみましょう。

TARGETのZI指数で比較

TARGETの指数を見ると、最も高いのは130のソウルスターリング、次に128のリスグラシュー、124のレーヌミノル、121のフローレスマジックという順番の指数になっています。

TARGETのZI指数で比較

KLANのスピード指数で比較

KLANの指数もご紹介します。下の画像では18頭までしか表示できない仕組みになっており、見えないところの指数も合わせて記載します。

KLANのスピード指数で比較

23頭の中で一番高い指数を出しているのは、89のレーヌミノル、続いて88を出しているソウルスターリングリスグラシュー、85のディアドラとなっています。

予想オッズ

netkeiba.comさんの予想オッズです。木曜日時点の予想オッズですが、リスグラシューとソウルスターリングが1番人気を争っている状況です。

オークスの予想オッズ

そして3番人気にアドマイヤミヤビ、4番人気にフローレスマジックと続いています。

まとめ

オークスの予想をする場合、枠順や今までの脚質は基本的に意識しなくても良いと思います。

一番重視すべきは、過去のレースで早い上がりタイムを使える馬、桜花賞で好走した馬だと思います。

特に過去のレースで33秒台の上がりを使えて、好成績を上げている馬を中心に予想すると良いかもしれません。

現時点で気になる馬は下記になります。

  • モズカッチャン
  • ディアドラ
  • リスグラシュー
  • ソウルスターリング
  • アドマイヤミヤビ
  • ミスパンテール
  • ハローユニコーン

人気馬同士での決着では配当的に魅力がないので、どうしても人気薄の馬で可能性のありそうな馬を重視したいと思っています。

そんな中で、モズカッチャンディアドラは人気がないので、是非印を打ちたい馬です。

馬券戦略

※5月21日12時更新

今回のオークスでは、コースの特性を考えると、上がりの早い馬や最近のレースで調子の良さそうな馬を重視したいと思っています。

しかし、勝ち馬に関しては、ソウルスターリングが有力と考えます。

理由は輸送負担が無い関東圏での競馬であること、良馬場で内枠が良さそうな今日の東京の馬場を考慮すると、好位抜けだしを狙ってそのままトップで突き抜ける可能性が十分あり得ると思っています。

そこで私の最終的な印は下記になります。

  • ◎②ソウルスターリング
  • 〇①モズカッチャン
  • ▲⑭リスグラシュー
  • ☆⑦ディアドラ
  • △③フローレスマジック
  • △④ミスパンテール
  • △⑥ハローユニコーン
  • △⑯アドマイヤミヤビ

本命はソウルスターリング。前走は馬場の影響でイマイチでしたが、今回の良馬場では勝ち負け必至とみて本命にします。

対抗はモズカッチャン。現在3連勝中で、前走のフローラステークスでの最後の100mの末脚は評価出来るし、オッズを考慮して対抗にしました。

▲はリスグラシュー。この馬もソウルスターリングと一緒で馬券に絡む可能性は十分高いと判断して重い印を付けました。

穴馬はディアドラ。桜花賞は最後方から上がり最速の足を使って見せ場を作っていました。

この伸び足は東京でも生かせると思っています。

アドマイヤミヤビにも印を一応付けましたが、配当面を考えると来ない方が正直有りがたいと思っています。

馬券の買い目は、ソウルスターリングの1着固定の三連単フォーメーションで勝負したいと思います。

具体的には、②-①⑭-①③④⑥⑦⑭⑯(12点)と②-①③④⑥⑦⑭⑯-①⑭(重複を省いた10点)の合計22点の三連単フォーメーションで勝負したと思います。

各500円ずつで11000円で勝負します。

つまり、ソウルスターリングが1着で、リスグラシューかモズカッチャンのどちらかが3着以内に来れば・・という馬券構成になっています。

皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。

予想結果とレース回顧

※5月21日16時30分更新

さきほどオークスが終了しました。

結果的には本命と対抗が1,2着になり、三連単500円が的中しました。

本音をいえば、4着のディアドラが3着に残ってくれていれば25万円弱の配当になったので、正直少し残念な気持ちもあります。

しかし、10万円の配当が戻ってきたのでとりあえず良かったです。

それにしてもソウルスターリングはやはり強かったですね。馬場を考慮して早めに先頭のポジションで抜け出そうとしたルメール騎手が強い競馬をしてくれました。

対抗にしたモズカッチャンソウルスターリングをマークする様な位置で競馬をし、インで足を溜める事ができたのも2着になった要因だったと思います。

そしてアドマイヤミヤビ。配当を考えると、3着には来てほしくなかったのですが、自力があることを示したレースでした。

この調子で来週のダービーも頑張ります。


おすすめの記事