2016年7月10日に中京競馬場のダート1400mで開催される、第21回 プロキオンステークス(G3)の予想をしてみたいと思います。
現時点では17頭の出走登録があります。最近交流重賞で活躍しているノボバカラや1400mのダートで3連勝中のキングズガード等が人気となりそうなレースです。
今回はどんな馬が勝つか楽しみですね。それでは早速過去のデータを分析しながら予想していきましょう。
※下記が現時点での暫定出走リストです。
今回の目次
- 1 プロキオンステークスの過去の傾向
- 2 中京のダート1400mで強いジョッキーは?
- 3 中京のダート1400mで強い血統コンビは?
- 3.1 プリサイスエンド×ミスプロ系
- 3.2 スタチューオブリバティ×ノーザンダンサー系
- 3.3 シニスターミニスター×リファール系
- 3.4 クロフネ×Tサンデー系
- 3.5 マンハッタンカフェ×ボールドルーラー系
- 3.6 ケイムホーム×ミスプロ系
- 3.7 Elusive Quality×ストームバード系
- 3.8 メイショウボーラー×ミスプロ系
- 3.9 アドマイヤオーラ×ヴァイスリージェント系
- 3.10 アフリート×ネヴァーベンド系
- 3.11 ハーツクライ×リファール系
- 3.12 フジキセキ×サドラーズウェルズ系
- 3.13 ダイワメジャー×ヴァイスリージェント系
- 3.14 アフリート×サンデーサイレンス系
- 3.15 マヤノトップガン×サンデーサイレンス系
- 3.16 アジュディケーティング×ミスプロ系
- 3.17 ケイムホーム×ダンチヒ系
- 4 スピード指数で比較
- 5 上がりタイムで比較
- 6 まとめ
- 7 馬券戦略
- 8 同時期に開催されるレースの予想
プロキオンステークスの過去の傾向
過去5年のプロキオンステークスのデータを見ながら分析していきましょう。
配当性向
過去5年の結果を見ると、毎年1番人気か2番人気の馬が馬券になっています。
三連系の馬券を考える場合、人気サイドから2頭、あとの1頭は人気薄の馬という感じで考えると良いかもしれません。
近5年で1番配当が高かったのは2012年で、3連単で約30万馬券になりました。
1番堅かったのは2013年で、3連単でも26000円位のレースでした。
過去5年の血統傾向
過去5年で3着以内になった馬の父と母父の血統を見ていきましょう。
下のデータを見ると、ダートレースだけあってミスタープロスペクター系が多い印象です。
5年連続でミスプロ系の血が入っている馬が馬券になっています。
サンデーサイレンス系だと、ダートに強いサンデー系もいます。ゴールドアリュールやシンボリクリスエス等が該当します。
前走の出走レースについて
プロキオンステークスの出走して3着以内になった馬が前走でどんなレースに出走していたかを見てみましょう。
下のデータを見る限りでは、アハルテケステークスを走った馬が3頭馬券になっています。
今回の出走リストの中で、前走アハルテケステークスを走っている馬は、ピンポンとワンダーコロアールの2頭です。
枠順別の傾向
枠順別の傾向も見てみましょう。下のデータを見ると、ダントツに良いのが4枠です。過去5年で4回はこの4枠の馬から出ています。
他には1枠が1勝で、そのほかの枠からは勝者が1頭も出ていません。
脚質別の傾向
脚質別のデータを見ると、逃げ馬の複勝率と回収率がダントツに高いのが分かります。
ダートのレースは前にいる方が有利な結果を出せる事が多いので、後ろにいるよりも思い切って前に出していった方が良い結果が出やすいです。
馬の脚質とジョッキーの傾向を見て、前に行けるような馬がいたら狙っても面白いと思います。
中京のダート1400mで強いジョッキーは?
今度は中京競馬場のダート1400mに強いジョッキーを探してみましょう。
勝率を基準に見た場合、藤岡康太、秋山真一、戸崎圭太、水口優也、ミルコ・デムーロ、内田博幸ジョッキー等がお勧めです。
そんな中で一番回収率が高い(人気薄を好走させる事ができる)のは水口ジョッキーです。
中京のダート1400mで強い血統コンビは?
今度は中京のダート1400mで結果を出している血統コンビを見ていきたいと思います。
下のデータの左側の列の「ワーク1×ワーク2」をご覧下さい。これは左の固有名詞が父で、右の〇〇系と書いてあるのが母の父の血統になります。
父と母父の血統コンビで相性の良いコンビを見てみましょう。
このデータでは、「ゴールドアリュール×ターントゥ系」や「クロフネ×ミスタープロスペクター系」のコンビの勝率が高い事が分かります。
このデータは勝ち鞍数の上位25位までのデータなので、全体的に高い回収率があります。
今度はプロキオンステークスに出走登録している馬の血統と照らし合わせながら見ていきたいと思います。
プリサイスエンド×ミスプロ系
成績:0-1-1-2/4
複勝回収値:112
該当馬:カフジテイク
2013年以降では4回出走して2着1回と3着1回の結果をだしています。しかもこの2着と3着になった馬は、今回出走予定のカフジテイク自身の成績になります。
つまり、この馬自身が中京競馬場のダート1400mで2回走って2回とも3着以内になっているという事です。
この馬自身が今回のコースと相性が良いといえるかもしれません。
スタチューオブリバティ×ノーザンダンサー系
成績:0-0-0-2/2
複勝回収値:0
該当馬:キクノストーム
2013年以降では2回走って10着と14着と敗れています。その2回とも今回登録されているキクノストームのデータです。
シニスターミニスター×リファール系
成績:0-0-1-0/1
複勝回収値:260
該当馬:キングズガード
今回登録されているキングズガード自身が2年前に500万下クラスで3着に入った事があります。
スピード指数も高いレベルで安定していますし、3連勝中という事で単勝オッズは人気になる可能性がある馬だと思います。
クロフネ×Tサンデー系
成績:0-0-0-6/6
複勝回収値:0
該当馬:クラリティスカイ
クロフネとTサンデー系とありますが、このTサンデー系というのはサンデーサイレンス系の中でも1800m以上に適性が高い種牡馬の事をさします。
このTサンデー系に該当するのは、ハーツクライ、ステイゴールド、スペシャルウィーク、ダンスインザダーク等です。
今回はクラリティスカイがクロフネ×Tサンデー系に該当します。この血統コンビでは6回走って一度も馬券になっていません。
マンハッタンカフェ×ボールドルーラー系
成績:1-0-0-2/3
複勝回収値:50
該当馬:グレープブランデー
この血統コンビは3回走って1度勝っています。勝率は33.3%となりますが、この時勝った馬は2番人気だったので、特別に構想したわけでないので過信は禁物です。
今回走るグレープブランデーは昨年プロキオンステークスで5着になっています。
ケイムホーム×ミスプロ系
成績:0-0-0-1/1
複勝回収値:0
該当馬:タガノトネール
ケイムホームもミスプロ系なので、ミスプロ系同士のコンビの血統になります。2013年以降は1回した走っていないので、血統的に強いかどうかは分かりません。
Elusive Quality×ストームバード系
成績:0-0-0-3/3
複勝回収値:0
該当馬:ダノングッド
Elusive Qualityとストームバード系のコンビで走った回数は3回あり、いずれも着外に終わっています。
2013年にはコズミックショアという馬が、当日1番人気で7着と敗れています。
血統的にはイマイチ相性が良くない可能性もあります。
メイショウボーラー×ミスプロ系
成績:1-0-0-5/6
複勝回収値:40
該当馬:ニシケンモノノフ
2013年にこの血統コンビで500万下クラスを1度勝っていますが、あとの5回は着外に終わっています。
複勝回収値も40と低いので、血統では買いづらい産駒といえそうですが、この時勝った馬は湯治8番人気だったので、単勝適性回収値が841と非常に高いのです。
ダークホースとして馬券に組み入れても面白いと思います。
アドマイヤオーラ×ヴァイスリージェント系
成績:無し
複勝回収値:データ無し
該当馬:ノボバカラ
アドマイヤオーラとヴァイスリージェント系の血統コンビでは2013年以降出走がありませんでした。
ただし、この血統のノボバカラは今年の3月に納屋橋ステークスで勝っています。このレースは、今回と同じコースと距離です。
実績もあるので、今回はノボバカラは上位人気確実でしょう。
アフリート×ネヴァーベンド系
成績:無し
複勝回収値:データ無し
該当馬:ヒメサクラ
アフリートとネヴァーベンド系の血統コンビは、2013年以降出走が無かったです。
母父は別にして、父がアフリートの産駒は2013年以降は0-0-2-9/11という成績で、複勝回収率も52と低い数字になっています。
ハーツクライ×リファール系
成績:0-1-1-1/3
複勝回収値:146
該当馬:ピンポン
ハーツクライとリファール系のコンビは、3回出走していて2着と3着が1回ずつの結果を出しています。
今回はピンポンがこの血統ですが、こ馬自身は過去に中京競馬場のダート1400で1番人気ながら6着に敗れた経験があります。
フジキセキ×サドラーズウェルズ系
成績:無し
複勝回収値:データ無し
該当馬:ブライトライン
この血統も出走データが無かったです。フジキセキ産駒だけの成績だと、2-1-3-39/45という成績をおさめていて、回収率も50を下回っています。
ダイワメジャー×ヴァイスリージェント系
成績:1-0-0-6/7
複勝回収値:42
該当馬:ポメグラネイト
ダイワメジャー産駒自体は勝率が13%とまずまずの水準ですが、母父がヴァイスリージェント系になると回収率が高くありません。
アフリート×サンデーサイレンス系
成績:0-0-1-1/2
複勝回収値:220
該当馬:マルカフリート
マルカフリートは3年前のプロキオンステークスに出走し、4番人気で9着に敗れた経験があります。
複勝回収率は220と高いですが、2回したデータが無いのであまり信頼度が高くないデータかもしれません。
マヤノトップガン×サンデーサイレンス系
成績:0-2-1-6/9
複勝回収値:108
該当馬:ムスカテール
マヤノトップガンとサンデーサイレンスのコンビでは未勝利ですが、複勝回収率は100を超えているので、それほど悪くないと思います。
アジュディケーティング×ミスプロ系
成績:0-1-0-2/3
複勝回収値:563
該当馬:ワイドバッハ
複勝回収率が563と素晴らしいですが、ワイドバッハ自身は同じコースで7着が2回あるだけです。
その2回は今回と同じプロキオンステークスでのレースです。
複勝回収率が高いですが、ワイドバッハ自身に期待するのはお勧めできないです。
ケイムホーム×ダンチヒ系
成績:無し
複勝回収値:データ無し
該当馬:ワンダーコロアール
ケイムホームとダンチヒ系のコンビは出走数がゼロでした。
ケイムホーム産駒だけのデータだと、3-2-1-26/32という成績になっています。
スピード指数で比較
次にスピード指数で比較してみましょう。
KLANのスピード指数で比較
指数が90以上のデータをハイライト表示にしています。
このデータでは、タガノトネールの103が一番高く、99のニシケンモノノフ、95を出しているグレープブランデーとマルカフリートと続いています。
上がりタイムで比較
最後に近5走の上がり3ハロンのタイムを見ていきましょう。
この下のデータではキングズガードが常に上がりタイムが1位か2位と速い上がりを使える馬と評価出来ます。
他にもカフジテイクやワイドバッハ、キクノストーム等も速い上がりを使えると思います。
まとめ
この記事を書いているのは火曜日ですが、この時点で気になる馬は下記の通りです。
- カフジテイク
- キングズガード
- グレープブランデー
- ニシケンモノノフ
- ピンポン
- ワンダーコロアール
現時点では上記6頭が気になる存在です。
良かったら参考にして下さい。
馬券戦略
※下記は7月10日0時更新
このレースは七夕賞と同じく三連複フォーメーションの2-7-7の25点で勝負したいと思います。
下記が最終的な私の印です。
- ◎タガノトネール
- ○キングズガード
- ▲ニシケンモノノフ
- △カフジテイク
- △ワンダーコロアール
- △グレープブランデー
- △ワイドバッハ
具体的には、⑨⑬-①②③⑦⑩-①②③⑦⑩というフォーメーションです。
皆さんも良かったら参考にして下さい。
同時期に開催されるレースの予想
同時期に開催される他のレースの予想もしていますので、良かったらご覧下さい。