10月7日に東京競馬場の芝1600mで開催される第3回 サウジアラビアロイヤルカップのデータ分析をしてみたいと思います。

※暫くブログをお休みしていましたが、秋のG1レースの来ましたので、ブログを復活しようかと思います。

サウジアラビアロイヤルカップは2014年の「いちょうステークス」から始まった歴史の浅いレースですが、過去のレースデータも合わせて分析していきたいと思います。

現時点では21頭の出走登録があります。

ロードカナロア産駒のステルヴィオやディープインパクト産駒のダノンプレミアム等が出走予定になっています。

2017年のサウジアラビアロイヤルカップの暫定出走表

サウジアラビアロイヤルカップの過去の傾向

2015年から始まった歴史の浅いレースではありますが、過去2回のレースのデータに加えて、東京マイルのデータも含めて分析していきたいと思います。

過去2回は固いレース

過去2回のレースの結果を見てみると、昨年は1番人気から3番人気、一昨年は1番人気から4番人気までが馬券に絡んでおり、前評判通りの決着になっています。

過去2回のサウジアラビアロイヤルカップのデータ

前走上がり最速馬が狙い目

次に過去2回のサウジアラビアロイヤルカップとその前身の2014年の「いちょうステークス」の合計3回のレースのデータの中で、前走の上がりタイム別の成績も見てみましょう。

前走上がり別の成績

上のデータは、前走で上がり最速を出した馬の勝率は23.1%、複勝率は53%を超えていて非常に信頼度が高いデータになっています。

さらに前走で1着になっており、そのレースで3番人気以内の人気馬だった馬に限定すると、さらに制度が高いデータになっています。

今回では、前走1着で上がりも最速、さらにそのレースで3番人気になっていた前評判の高い馬を狙うべきかもしれません。

血統の傾向

血統の傾向も見ていきましょう。東京マイル戦のデータで、2014年以降のデータを掲載しています。

東京芝1600mの種牡馬成績

下のデータを見ると、ディープインパクト産駒の成績が良い事が分かります。

しかし、回収率は100を下回っており、やや過剰人気なのがデメリットです。

他にはハーツクライ、ディープブリランテ、ロードカナロア、キャプテントゥーレ産駒等が二桁の勝率があります。

東京芝1600mの種牡馬成績

2014年以降のデータ

2歳戦に限定すると

上のデータの中で、2歳戦に限定するデータに絞った場合、ディープインパクト産駒の生成が相対的に高くなる事が分かります。

回収率は高くありませんが、やはりディープインパクト産駒は信頼性が高いことが分かります。

他にもヨハネスブルグ産駒も回収率を含めて注目できると思います。

東京芝1600mの2歳戦の種牡馬別の成績

2歳戦に限定したデータ

有力馬の評価

netkeiba.comさんで、予想オッズ5位までの馬の評価をしてみたいと思います。

ステルヴィオ(予想オッズ1位)

ステルヴィオの過去の競走成績

予想オッズで現在1番人気に名手居るステルヴィオ。新馬戦を快勝し、2戦目のコスモス賞も重馬場を苦にせず勝利しています。

新馬戦で5着になった馬も後に未勝利戦を勝っており、この新馬戦は相対的にレベルが高いレースだったと評価出来ます。

唯一の不安は、上がり勝負になったときに切れ味で他の馬よりも強いかどうかはまだ分からない部分もあるという事だと思いますが、まぁ本来の力をその通り出せば有力な1頭だと思います。

あとは、先ほどのデータで前走1着で上がりタイムが1位というデータには当てはまらない事が少し気になる幹事です。

ダノンプレミアム(予想オッズ2位)

ダノンプレミアムの過去の競走成績

ダノンプレミアムはまだキャリア1戦しかありませんが、ディープインパクト産駒という事と、2着に大差を付けて勝っている事から人気になっています。

ただし、新馬戦は前半スローでこの馬のポテンシャルはまだ未知数の部分もあるかもしれません。

しかし、ディープインパクト産駒の成績を考えると人気になる1頭でしょう。

私もステルヴィオとダノンプレミアムどちらを評価するかと聞かれたらこの馬にするかもしれません。

スワーヴエドワード (予想オッズ3位)

スワーヴエドワードの過去の競走成績

この馬もキャリア1戦で新馬戦を快勝しています。前半スローペースで後半の上がり勝負の競馬を楽勝しているのですが、他の馬のその後のレース成績を見ると、1頭も未勝利戦を勝ち上がっていません。

もしかしたら、新馬戦のレースレベルに少し疑問符が付く可能性があります。

ダブルシャープ(予想オッズ4位)

ダブルシャープの過去の競走成績

地方馬のダブルシャープですが、札幌競馬場の2つのレースは非常に素晴らしい内容だったと思います。

初めての芝のレースでタワーオブロンドンとの追い比べに勝ち、札幌2歳ステークスでは、3コーナー辺りからロングスパートをし、大外を回してタイム差無しの3着になったのは非常に良い内容だったと思います。

長く良い脚を使えそうなので、東京でも良いレースが出来るかもしれません。

テンクウ(予想オッズ5位)

テンクウの過去の競走成績

東京マイルと相性の良さそうなヨハネスブルグ産駒のテンクウ。

新馬戦と2戦目も供に前半スローペースのレースで、後半の上がり勝負の競馬となりましたが、もしサウジアラビアロイヤルカップもそのようなレースになれば、十分勝機があると思っています。

オッズ的にも丁度よさそうな馬なので、是非買いたい馬の1頭だと思います。

まとめ

過去のこのレースはかなり人気サイドの決着になっていて、今回も人気馬の大崩れは無いのではないかと思っています。

しかし、回収率を考えると人気サイドばかり印を付けるわけにはいかないので、レースまでに人気薄で気になる馬を探してみたいと思います。

現時点ではテンクウダノンプレミアムダブルシャープの3頭はおそらく買うと思います。

馬券戦略

※10月7日10時更新

現時点で東京競馬場は小雨が降っているようで、ダートは不良、芝は重馬場という状態の様です。

サウジアラビアロイヤルカップのレースの頃には雨が止んでいて、馬場は重馬場か稍重になりそうです。

そうなってくると、良馬場では買いたかったテンクウは逆に消そうかと思っています。馬場が合わなそうですし、他に買いたい馬がいるので、印は消そうかと思います。

最終的な印は下記の様になりました。

  • ◎⑥ダブルシャープ
  • 〇②ダノンプレミアム
  • ▲⑨コスモインザハート
  • ☆③シュバルツボンバー
  • △⑬カーボナード
  • △⑮ソイルトゥザソウル
  • △⑯ステルヴィオ
  • △⑱ルッジェーロ

力の要る馬場で強そうな馬に重い印を打ったつもりです。

本命はダブルシャープ。ダートも走れるし、札幌の洋芝でも強い内容のレースだったのと、オッズも3番人気と丁度良い感じなので、本命にしました。

対抗はダノンプレミアム。新馬戦の内容も素晴らしかったし、東京マイルに強いディープインパクト産駒なのも理由の一つです。

他の印は上記の通りです。

馬券の買い目は、馬連と三連複にしました。

馬連は、本命のダブルシャープを軸に、〇▲☆の3頭に流して⑥-②③⑨の3点。

三連複フォーメーションは、⑥-②③⑨-②③⑨⑬⑮⑯⑱の15点でいこうかと思います。

皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。

予想結果とレース回顧

※10月7日18時更新

さきほどサウジアラビアロイヤルカップが終了しました。

結果的には本命にしたダブルシャープは6着で馬券は外れてしまいました。もう少し時計の掛かる馬場と予想したのですが、レースレコードで決着しました。

ダブルシャープはもう少しやれると期待していたのですが、残念です。

逆にダノンプレミアムはとても強い競馬をして勝ちました。ステルヴィオも2着に入り、結果的には今回も固い決着でした。

明日の毎日王冠もこれから馬場を考えて色々考えてみたいと思います。


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