3ga月25日のに中京競馬場の芝1200mで開催されるG1の第48回高松宮記念のデータ分析をしていきたいと思います。
昨年のこのレースの覇者であるセイウンコウセイ、スプリンター最強レベルのレッドファルクス、牝馬のスプリンターのレッツゴードンキやナックビーナス等が参戦予定になっています。
今回の目次
中京競馬場芝1200mのコース解説
スタート地点は向正面の真ん中辺りで、スタートしてから120m前後は緩やかな上り坂を走る。その後3コーナーに向かって緩やかな下り坂になっている。
最後の直線は410m前後で途中には勾配2パーセントの上り坂があり、その後ゴールまでは平坦になっている。
レースペースはスローペースよりも、むしろハイペース気味のレースになる事が多い。
過去10回の高松宮記念のラップタイムの傾向を見ると、最初の1ハロンが12秒前後で、2ハロン目が10秒台の前半になり、あとは11秒台のラップが続き、最後の1ハロンは12秒前後になる。
兎に角3コーナー入り口付近からグンとペースが速くなる。
直近10回の高松宮記念4コーナーの位置別成績を下記に掲載してみました。4角のポジションが1~5番手、6~10番手、11~18番手の3種類別で、着別度数と勝率、連対率、複勝率のデータです。
- 1~5番 7- 5- 3- 40/ 55 12.7% 21.8% 27.3%
- 6~10番 3- 1- 5- 45/ 54 5.6% 7.4% 16.7%
- 11~18番 0- 4- 2- 62/ 68 0.0% 5.9% 8.8%
過去10年の高松宮記念では、4角7番手以内の馬から全て勝ち馬が出ています。
4角で11番手以降からでは勝ちきるのは無理だと思います。勝ち馬を狙うなら追い込み馬よりも先行馬の方が良さそうです。
レッドファルクスが悩みどころですね。馬券には絡みそうなのですが、1着があるかどうかですね。
高松宮記念の過去の傾向
過去10年の高松宮記念のデータの傾向を見ていきましょう。
人気別の成績
人気別の成績を見ると、勝ち馬は5番人気以内から出ていて、6番人気以降からは1頭もいません。
2着になる馬も、一番人気薄で8番人気が1回馬券に絡んでいるだけで、基本的には人気馬が前評判通りの結果を出すレースといえると思います。
過去10回の配当結果を見ても、波乱は少ないのが分かります。勝ち馬の単勝オッズも一桁台の馬で、馬連も固めの傾向にあります。
三連単の配当も10万超えは2回だけになっています。
枠順別の成績
枠順別の成績には偏りがあるようで、2枠と3枠がなぜか良い勝率があります。1枠だと、少しでも出負けすると包まれてしまって、最後の直線でも前が開かないケースがあるからだと思いますが、2枠と3枠がなぜ良いのかはハッキリとした理由は分かりません。
偶然のデータなのかもしれませんが、これだけ2枠と3枠が良いと気になってしまいますね。
脚質別の成績
脚質別の成績では、逃げ馬はあまり勝率が高くなく、2番手から5番手辺りの先行馬が勝つケースが多い様です。
逆に後ろ過ぎてもダメで、勝ち馬を予想する場合は枠順と脚質もイメージしながら予想した方が良いでしょう。
前走クラス別の成績
前走クラス別の成績では、前走で重賞レースを使ってきた馬以外の馬では一度も馬券になっていません。
前走G3を使ってきた馬がほぼ全て勝っているというデータになっています。
前走レース名別の成績
今度は具体的に前走でどんなレースを走ってきたかを見てみましょう。最も良さそうなのは前走でシルクロードステークスで、複勝率や回収率も高いです。
他にも阪急杯やオーシャンステークスを使ってきた馬が良さそうです。
今回の出走馬の多くがこの3つのレースのどれかを使ってきています。
年齢別の成績
年齢別の成績では5歳馬の成績が最も良く、8歳以降ではかなり確率が落ちます。
スピード指数で比較
TARGERのZI指数で比較
ZI指数で見ると、一番高いのが122のナックビーナスで、次に121のレッドファルクスとダンスディレクター、120のファインニードル、117のセイウンコウセイと続いています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズを見ると、現時点でレッドファルクスがトップで、次にファインニードルとレッツゴードンキが競っています。
4番手以降は、セイウンコウセイ、ダンスディレクター、レーヌミノル、ダイアナヘイローという予想オッズの順番になっています。
まとめ
ポテンシャルを考えると、レッドファルクスが有力なのは間違いなさそうですが、脚質を見ると、差し馬なので果たして1着ではなくて、2着、3着になるような気がしてならないここ数日です。
レッドファルクスの末脚は間違いなくトップクラスなので、4角のポジション次第では1着も十分ありますが、もし三連単馬券を考える場合は、あえて2着か3着付けにしても面白そうです。
まぁレッドファルクスは現時点で確かに本命候補ですが、他に面白そうなのは去年の勝ち馬のセイウンコウセイや香港から参戦予定でのブリザードですね。
このブリザードは昨年のスプリンターズステークスでも、まずまずの走りをしていたので、今回人気が無ければ馬券に入れたい候補の1頭です。
日曜日の馬場もどこまで回復してくるかによって、最終的な印は変わると思いますが、馬券の軸はレッドファルクスにしようかと現時点では思っています。
馬券戦略
※3月25日10時更新
いよいよ本日、高松宮記念が開催されます。レッドファルクスの取捨に最後まで迷っていました。本命にするのかしないのか。
結果的には本命に近い対抗にします。最終的な印は下記の通りです。
- ◎⑨ファインニードル
- 〇⑥レッドファルクス
- ▲⑧レッツゴードンキ
- ▲⑪ダンスディレクター
- ☆①セイウンコウセイ
- △③ブリザード
- △⑦ナックビーナス
- △⑫ネロ
- △⑰キングハート
本命はファインニードル。力比べではレッドファルクスの方が上なのかもしれませんが、
道中のポジションを比較したときに、ファインニードルの方が勝ちに近いポジションで走れそうなのと、レッドファルクスは中団から後方で競馬をする可能性もありえるので3着以内は固いけど、逆に1着までは難しいのではと思って印を付けました。
他にも昨年の覇者のセイウンコウセイとレッツゴードンキ、ダンスディレクターも重い印に。
穴としては、ブリザード、ナックビーナス、ネロ、キングハートです。
馬券の買い目は三連複フォーメーションで、⑨-①⑥⑧⑪-①③⑥⑦⑧⑪⑫⑰(22点)を角500円ずつ合計11000円で勝負したと思います。
皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。
予想結果とレース回顧
※3月25日21時更新
本日、高松宮記念が終了しました。結果的には本命にしたファインニードルが勝ち、三連複フォーメーションも500円的中する事が出来ました。
レッドファルクスとファインニードルのどちらかを本命にするか迷ったのですが、ポジショニングの関係でファインニードルを本命にして正解でした。
レッドファルクスは、道中の追走がイマイチな感じで、最後の直線でも前が開かなかったですね。
あれだけ後ろからだと、やはり勝ちきるのは難しかったですね。
ナックビーナスもいつも最後の末脚はそれなりに発揮していたので、今日はうまく決まった感がありましたね。
来週の大阪杯も的中目指して頑張ります。