このページでは、東京競馬場の芝1400Mのレースで的中率を上げるためのデータをご提供したいと思います。1400Mは、東京では最も短いコースになります。

芝の1400のレースでは、前走で1200を勝った馬等が参戦してきますが、200Mという僅かな距離の違いでも人気馬が馬券にならない事も結構あります。

2015年以降、このコースに強い種牡馬のデータ等を中心に見ていきましょう。

東京競馬場芝1,400Mのコースの特徴

スタート位置は向こう正面の真ん中辺りからスタートして2つのコーナーを曲がって、最後の長井直線でゴールを迎えます。

スタートしてすぐに緩やかな上りになって、早い段階で3コーナーになるためにここで息を入れる事が出来て、意外とハイペースにはならないケースもあります。

馬場の改修前は、3コーナー辺りから下り坂を利用しながら加速していき、ペースが上がったまま最終コーナーに突入し、ロングスパートが必要なイメージでしたが、改修後はコーナーの形状も少し角度が大きくなった影響もあってか、以前よりはコーナーで一度息が入る展開に変わってきています。

つまり、4コーナーを曲がった後で最後の上がり勝負という要素が強くなったと思います。

枠順別での傾向

当然ですが、枠順別の有利不利はあり、内枠が一番ロス無く回れるので有利です。

枠順別成績表

2015/1/1から2016/2/10までのデータを集計

上のデータは、2015年以降の東京芝1400Mの枠順別成績表です。このデータを見ると、1枠の勝率、連対率、複勝率がとても高いのが分かります。2枠や、7枠、8枠は成績が良くないです。

追い込み場では厳しい

東京は最後の直線が長いので、差しや追い込み馬も他の競馬場よりは決まると思って良いでしょう。しかし、このレースは1400と短いので、一番後ろからの追い込みだと勝率がガクンと落ちます。

幾ら素晴らしい末脚を持っていたとしても1400という短距離なので、前にいる他の馬の全てを差す事はなかなか厳しいと思います。1400なので、基本的なペースは速いと理解して下さい。

ディープ以外で狙うなら

下の2枚のデータは、上が2010年から2014年末まで、下のデータが2015年から2016年2月までの種牡馬別成績表です。

下の2015年以降のデータでもディープ産駒は安定した成績を残しているのですが、単勝回収値が低いです。

これは、期待よりも凡走してしまう馬がけっこういる証拠です。1400ではディープ産駒は過剰に期待しない方が良いと思います。

種牡馬別成績表

2010/1/1から2014/12/31までのデータを集計

種牡馬別成績表

2015/1/1から2016/2/10までのデータを集計

では、ディープ産駒以外ではどの血統を狙うべきかを考えた場合、単勝回収値が高くて複勝率が高い馬の血統を選ぶのが良いと思うので、2015年以降このコースでは下記の馬が良いと思います。

  • ゼンノロブロイ
  • キングカメハメハ
  • ローレルゲレイロ(キングヘイロー産駒)
  • アンライバルド(ネオユニバース産駒)
  • ワークフォース

2015年以降は上の4頭を推奨したいです。数年前まではダイワメジャー、フジキセキ、サクラバクシンオーをオススメしていましたが、2015年以降のデータを見ると世代交代が起きつつあるのが分かります。

フジキセキやダイワメジャー、サクラバクシンオー産駒は確実に複勝率が下降傾向にあるのです。

クロフネはより顕著で、2015年以降では13回出走中、3位が1回だけ(複勝率7.7%)という寂しい数字になってしまっています。

母父にも注目

母父の血統も少し分析してみましょう。これから紹介する数頭は、2015年以降で複勝率や単勝回収値が高い母父の血統のみの馬を列挙させて頂きます。

ジェイドロバリー(ミスプロ系)

ミスタープロスペクターの直系で、2015年以降は単勝回収値が226複勝率が44.4%もあります。

コマンダーインチーフ(リファール系)

父がダンシングブレーブのリファール系で、2015年以降では、単勝回収値が234複勝率がジェイドロバリーと同じ44.4%と高いです。

ニホンピロウィナー

ステイールハートの子どもで既に36歳と高齢になっています。2015年以降、単勝回収値が141複勝率が57.1%と素晴らしい数字です。

ダンチヒ

父がノーザンダンサーで、知名度の高いダンチヒです。2015年以降では、単勝回収値が498複勝率は33.3%と安定した成績を出しています。

フジキセキ

2011年に種牡馬を引退しているので、今後は母父として存在感が出てくるのではないでしょうか。2015年以降では、単勝回収値が152複勝率は25.8%と悪くないです。

馬場状態による傾向

最近はダイワメジャーは複勝率が下降気味と書きましたが、馬場が悪くなると逆に強くなります。

血統によっては馬場状態に大きく左右されてしまいます。東京の芝1400で馬場が悪くなったときにオススメの種牡馬を下記に書きます。

良馬場の時に買いたい血統

  • ゼンノロブロイ
  • キングカメハメハ
  • ローレルゲレイロ(キングヘイロー産駒)
  • アンライバルド(ネオユニバース産駒)
  • ワークフォース

馬場が悪いときに買いたい血統

  • ダイワメジャー
  • ネオユニバース
  • ローレルゲレイロ

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