6月4日に東京競馬場の芝1600mで開催される第67回安田記念のデータ分析をしてみたいと思います。
現在3週連続G1勝利しているルメール騎手がイスラボニータで参戦予定になっており、かなりの人気になる事が予想されます。
他にもエアスピネル、アンビシャス、ロゴタイプ、ブラックスピネル、ヤングマンパワー等の実力馬が参戦予定で、さらにグレーターロンドンも出走を登録しています。
果たしてルメール騎手の4週連続G1勝利がなるかどうかが注目ですね。
現時点では20頭の暫定登録があります。
今回の目次
安田記念の過去の傾向
安田記念の過去のデータを見てみましょう。
人気別の成績
過去10年の安田記念の人気別の成績です。下記のデータを見ると、1番人気が過去4勝、2番人気が過去3勝となっています。
8番人気や9番人気の馬からも勝ち馬が出ていますが、基本的には人気馬が安定した結果を出している事が分かります。
枠順別の成績
枠順別の成績では、内枠や外枠の差はそれほどありません。大外枠でも勝ち馬が出ているので、それほど気にする必要は無いと思います。
脚質・上がりタイム別の成績
脚質別では、逃げ馬が時々穴を開ける事があるレースだと思います。昨年もロゴタイプが逃げ切って、モーリスに先着しました。
直線の長い東京コースとはいえ、マイルと距離がそれほど長くないので、レースペースによっては、そのまま前残りで決着する場合もあるでしょう。
上がり3ハロン別のタイムを見ても、決して最速の上がりを持っていなくても勝ちきることができるレースだという事が分かります。
ダービーやオークスのレースよりは、上がりタイム自体をそれほど重視しなくても良さそうです。
前走レース名別の成績
前走レース別の成績も見てみましょう。下記のデータでは、前走ヴィクトリアマイル、ダービー卿チャレンジトロフィー、大阪杯組の成績が比較的良い事が分かります。
逆に、前走高松宮記念、京王杯スプリングカップ組のマイルより短い距離を使ってきた馬の成績はイマイチといえます。
京王杯スプリングカップを勝ったレッドファルクスの取捨に迷うデータだと思います。思い切って京王杯組は全て切るという選択肢も一つの考え方かもしれません。
今回のメンバーを見ると、前走大阪杯組かマイラーズカップ組での争いになりそうな印象です。
種牡馬別の成績
種牡馬別の成績も見てみましょう。下のデータは東京芝1600mの2014年以降の種牡馬別のデータです。今回出走予定の種牡馬に限定したものです。
1枚目のデータがクラス問わず全ての東京マイル戦のデータ、2枚目が重賞レースに限定したデータになります。
重賞レースになると、キングカメハメハ産駒は2014年以降の東京マイル戦では一度も勝てていないようです。
今回はエアスピネルとトーキングドラムがキングカメハメハ産駒になります。
ディープインパクト産駒は流石の安定感だと思いますが、メイショウサムソン産駒やフジキセキ産駒、ローエングリン産駒の回収率が高いことが分かります。
スピード指数で比較
2つのスピード指数でも比較してみたと思います。
TARGETのZI指数で比較
TARGETのZI指数を見ると、126のイスラボニータが一番高く、次に125のレッドファルクス、123のエアスピネル、119のグレーターロンドンという順番になっています。
KLANのスピード指数で比較
KLANの指数では、前走の大阪杯で2着になったステファノスの101が一番高く、99のアンビシャス、98のサトノアラジン、95のエアスピネル、93のディサイファとロゴタイプという順番になっています。
予想オッズ
netkeiba.comさんの予想オッズです。
月曜日時点での予想オッズですが、現時点ではイスラボニータの2.7倍でトップ、次にエアスピネル、グレーターロンドン、ステファノスという順番になっています。
最近のルメール騎手の重賞成績を考えると、当日も間違いなくイスラボニータが1番人気になるでしょう。
まとめ
最近の東京競馬場の馬場は高速馬場で前残りの馬場傾向にあります。もし今度の日曜日も同じような馬場状態だとすると、追い込み脚質の馬よりも前目で競馬ができる馬の方が良いかもしれません。
イスラボニータは常に強い競馬をしており、勝利数こそ多くないですが、馬券に絡む可能性はかなり高いのではないかと思われます。
逆に2番人気予想のエアスピネルは、今回58キロの斤量になり、東京マイルで最近勝っていないキングカメハメハ産駒という事で取捨に迷います。
もしイスラボニータを本命にした場合、思い切ってエアスピネルは無印にする選択肢もあるかもしれません。
配当面を考えると、人気馬のどれかを無印にする勇気が必要だと思います。
イスラボニータ以外の馬では、前目で競馬ができそうなヤングマンパワーやロゴタイプ等を個人的に注目してみたいと思っています。
馬券戦略
※6月3日20時更新
今回の安田記念は18頭のフルゲートで多頭数という事もあり、的中するのは難しいレースとなってしまいました。
しかし、難しいからこそ的中した時の配当が期待できるものです。今回は三連複と三連単を買うのですが、メインは三連複です。
オッズを見ながら配当も意識した印となっています。
最終的な印は下記の様になりました。
- ◎⑮イスラボニータ
- 〇⑱ステファノス
- ▲⑯ロゴタイプ
- ▲⑰ヤングマンパワー
- ☆⑫ビューティーオンリー
- △②ディサイファ
- △④アンビシャス
- △⑪ブラックスピネル
- △⑭サトノアラジン
本命はイスラボニータにしました。この馬とルメール騎手との相性は抜群で、このレースでもアクシデントが無ければ3着以内の可能性は高いと思っています。
対抗はステファノス。G1レースでは常に上位のレベルで走っており、今回も十分チャンスがありと見ました。
▲は2頭で、前目のポジションで競馬ができそうなロゴタイプとヤングマンパワーにしました。オッズも美味しそうなので、この2頭が▲です。
☆はビューティーオンリー。この馬はひょっとしたら、かなり強いかもしれないと思っています。
体調さえ良ければ、この馬が勝っても不思議ではないと個人的に思っています。
△は4頭で、ポテンシャルの高そうな馬の4頭ですが、ポジションが後ろ目になる可能性があるので、印を△にしました。
逆にエアスピネル、グレーターロンドン、レッドファルクスは無印にしました。
この3頭はオッズを見て消す決断をしました。この3頭は、当日一桁台の単勝オッズになりそうな3頭で、せっかく18頭のレースで高配当のチャンスもありそうなレースなので、人気の3頭は消すことにしました。
エアスピネルは、もちろん強いと思うのですが、斤量と相手関係を考えると今回は外しても良いかもしれないと思いました。
グレーターロンドンも馬柱を見ると、非常に可能性を感じますが、戦ってきた相手レベルを考えると、ここまで人気になると消したくなります。
レッドファルクスは、距離適性に疑問を感じたので消しました。
馬券についてですが、三連複フォーメーションと三連単フォーメーションにしました。
三連複は、⑮-⑫⑯⑰⑱-②④⑪⑫⑭⑯⑰⑱(22点)で、倍率が700倍以上の組み合わせ(4点)は500円ずつ、それ以外の18点は1000円ずつで合計2万円です。
三連単フォーメーションに関しては、本命のイスラボニータをあえて2着付けにした組み合わせにしました。
イスラボニータは強いですが、勝ちきるというイメージが意外と無いので、それなら高配当を狙って2着付けで買ってみようと思います。
具体的には、⑫⑯⑰⑱-⑮-②④⑪⑫⑭⑯⑰⑱(28点)を各100円ずつ買いました。
三連複と三連単の合計2万2800円で勝負します!
今回は人気馬も結構消したので、的中する自信がありません!
だから、皆さんもあまり参考にしないで下さい!(笑)
予想結果とレース回顧
※6月4日16時更新
さきほど安田記念が終了しました。
結果的には軸馬にしていたイスラボニータが8着に敗れて馬券はハズレてしまいました。
しかし、最後の直線でブラックスピネルとヤングマンパワーが邪魔になって一番大事な所で何もできず・・。
この時点で負けを確信してしまいました。もし、前が詰まっていなかったらレッドファルクスの代わりに3着の可能性もあったと思うと悔しいです。
まぁ実際に本当に3着に来ていたかは分かりませんが、兎に角残念な結果となってしまいました。
また来週から出直しです。