6月3日に東京競馬場芝1600mで開催されるG1の安田記念のデータ分析と予想をしていきたいと思います。

今年は、大阪杯を勝ってついにG1ホースとなったスワーヴリチャード、4歳牝馬世代のトップのリスグラシューアエロリット、4歳牡馬で活躍が目立つサングレーザーペルシアンナイトキタサンブラック世代の強者のリアルスティール、スプリントG1の連覇実績のあるレッドファルクス等が参戦を予定しています。

予想が楽しくなるようなメンバー構成で今から非常に楽しみなレースです。

2018年の安田記念の暫定出走表

東京競馬場芝1600mのコース解説

マイルカップやヴィクトリアマイルと同じ内容になってしまいますが、スタート位置は2コーナーの終わり辺りからで、最初のコーナー(3角)までは直線で約540mと長い。

最後の直線も500m以上と長く、スピードの持続力が必要。前残りか差し馬有利かはレースペースによって全く違うので、出走馬の特徴や前日の土曜日の馬場傾向等も考慮してイメージした方が良いでしょう。

東京競馬場のコース立体図

引用:JRA

安田記念の過去の傾向

過去10年の安田記念のデータの傾向を見ていきたいと思います。

人気別の成績

人気別の成績では、過去10年で1番人気が4勝2着1回で勝率4割で連対率5割と安定した強さ。しかし3着は1回もありません。

2番人気も過去2勝2着1回。あと7番人気から9番人気の伏兵が勝つ事もあるレースで、過去には16番人気が2着1回、3着も二桁人気の馬が過去10回で5頭絡んでいて、ガチガチ決着のレースではなさそうな雰囲気です。

今回のメンバーを見ても、予想が中々難しそうですし。。

過去10回の安田記念の人気別の成績

枠順別の成績

枠順別の成績を見ると、1枠は過去10回で未勝利で、2枠と3枠と7枠が2勝ずつ、8枠も1勝で5枠が過去3勝と勝率に関しては5枠が相性が良いようです。

過去10回の安田記念の枠順別の成績

1枠だと閉じ込められるリスクがあるので、本命にしようとしている馬がもし1枠になったら、その馬の脚質を考慮して再考してみる必要があるかもしれません。

先行脚質であれば、むしろプラスだと個人的には思っていますが。

脚質別の成績

脚質別データでは、人気薄の逃げ馬が逃げ残って勝ってしまう場合もありますが、それはレースペース次第。

出走馬のキャラクターを総合的に判断してレースペースを推測しながら、今回の安田記念ではどんな脚質の馬が有利かを判断する方が良いでしょう。

この辺りは枠順が発表されてからの方が良いでしょう。

過去10回の安田記念の脚質別の成績

上がり3Fのタイム別では上がり最速か2位の馬の複勝率が非常に高いです。東京は直線が長いので、上がりが早そうな馬を基本軸に考えても良いと思います。

前走クラス別の成績

前走クラス別データを見ると、はやり前走でG1を使ってきた組の回収率が100を超えています。

勝率や連対率も安定しているので、基本は前走G1組からが良いです。前走G2やG3組でも勝つ事はありますが、基本は前走G1組を優先した方が良いと思います。

過去10回の安田記念の前走クラス別の成績

年齢別の成績

年齢別のデータを見ると、3歳馬も過去に1回勝っています。回収率も非常に高い数字になっています。これはリアルインパクトが2011年に9番人気で勝った事によるデータです。

4歳以降では4歳から6歳までが勝ちやすく、7歳以降は過去10年で未勝利です。

過去10回の安田記念の年齢別の成績

スピード指数で比較

TARGERのZI指数で比較

TARGETの指数で比較すると、一番高いのが134のスワーヴリチャード、次に131のリスグラシュー、126が2頭いてアエロリットサトノアレス、125のムーンクエイク、124のモズアスコット、122も2頭でキャンベルジュニアサングレーザーという指数になっています。

TARGERのZI指数で比較

予想オッズ

netkeiba.comさんの予想オッズでは、大阪杯を快勝したスワーヴリチャードが1番人気になっています。

次にペルシアンナイトサングレーザーリスグラシューリアルスティールレッドファルクスアエロリットサトノアレスという人気順になっています。

安田記念の予想オッズ

まとめ

現時点の予想オッズを見る限り、4歳世代が人気の中心になりそうで、そんな強い4歳世代とリアルスティールとの対決の様な雰囲気の予想オッズとなっています。

スワーヴリチャードも当然強いと思うし、リスグラシューも末脚が確実。サングレーザーも強そうだし、ペルシアンナイトもマイルチャンピオンシップ覇者。

かなり混戦模様となりそうなので、レース当日のオッズも割れそうな雰囲気です。

三連単馬券などでは的中は難しそうなので、買い目を増やした三連複フォーメーションにしようか思案中です。

レースまでジックリ考えて予想してみたいと思います。

馬券戦略

※レースが終了しましたので、有料メルマガコンテンツを下記にそのまま貼り付けます。

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皆さんこんにちは。安田記念の印と買い目を発表させて頂きます。

今回の安田記念、悩みの種はスワーヴリチャードの取捨です。現時点で2倍人気とは倍以上の差で離れた1番人気になっています。

しかし、このスワーヴリチャードにとってマイル戦というのは少し不安があります。今まで中長距離路線で強さを発揮していて、マイル戦で1番人気になっているので今回は思い切って消そうと思いました。

マイル戦ならスワーヴリチャードはトップではないと個人的には思っています。ハーツクライ産駒なので、距離延長ならまだしも距離短縮では少し血統的にも買いづらいイメージもあります。

まぁ人気が無いなら買いますけどね。。

スタートもいまいち良くないし、1枠はこの馬にとって良くないのではないかと思っています。

もしここでスワーヴリチャードが勝ってしまったら素直に諦めます。ですから、もし皆さんの中でスワーヴリチャードに印を付ける人がいたら、私の今回の買い目はなんの参考にもならないかもしれません。

最終的な印は下記の様になりました。三連複フォーメーションを意識した印になります。

    ◎15.サングレーザー
    〇14.リスグラシュー
    ▲4.アエロリット
    ☆9.レッドファルクス
 △2.サトノアレス
    △5.ペルシアンナイト
    △8.キャンベルジュニア
    △11.リアルスティール
    △12.ヒーズインラブ

本命はサングレーザーに。昨年のマイルチャンピオンシップでも好走していますし、先日の4月のマイラーズカップでもエアスピネルをあっさりかわした良い内容だったと思います。

今回休み明け2戦目なので、上積みも有りそうですし枠も外目の枠で不利も受けづらいので、馬のコンディションが良ければ3着以内のチャンスは十分有ると思っています。

リスグラシューも牝馬のマイル戦では現役ではトップクラスと評価していて、前回ほどの仕上がりには及ばないかもしれませんが、いつも頑張る牝馬なので〇にしました。

アエロリットもヴィクトリアマイルでは惜しい競馬をしたのですが、今回も展開がハマれば3着以内に粘ってくれる可能性に賭けたいと思います。

☆はレッドファルクスに。本来スプリンターですが、昨年の安田記念でも3着になっていますし、脚を溜めて最後に爆発させてくれれば、ここでもチャンス有りと思っています。

最近のレッドファルクスは、1200m戦では追走に苦労しているような感じで、年齢と供にいわゆるズブさが出てきている可能性もあります。

だからこそ今回の距離延長はもしかしたらプラスに働くのではないかと推測しています。

リスグラシュー、アエロリット、レッドファルクスの3頭は三連複フォーメーションの2列目に入れます。

☆の5頭は三連複フォーメーションの3列目にします。サトノアレス、ペルシアンナイト、リアルスティールもの3頭もポテンシャルはあるので、印を付けました。サトノアレスやリアルスティールはそれほど人気していないので、是非押さえておきたい所だと思います。

ペルシアンナイトはやはり昨年のマイルチャンピオンシップ王者という事で人気になりますが、怖いので押さえます。

キャンベルジュニアやヒーズインラブは人気薄という事で、配当妙味に惹かれて印を付けました。

モズアスコットも迷ったのですが、流石に関東に遠征して、さらに連闘なので少し評価を下げる事にして無印にしました。

今回の買い目は三連複フォーメーションで、本命のサングレーザーを軸に、15-4,9,14-2,4,5,8,9,11,12,14(18点)を各500円ずつの合計9000円で勝負したいと思います。

とにかくスワーヴリチャードを無印にしているので、的中はしないかもしれませんが、ここはそれなりの配当を取りに行く機会と捉えています。

皆さんも良かったら参考にしてみて下さい。

一応スワーヴリチャードも押さえておいた方が良いかもしれませんよ。私は強がって買いませんが。。

皆さんの判断を楽しみにしています。

それでは的中出来る様に頑張りましょう!

=============ここまで==========================

予想結果とレース回顧

※6月3日16時更新

先ほど安田記念が終了しました。結果的にはまさかまさかのモズアスコットが勝利。

それによって私の三連複フォーメーションも撃沈してしまいました。

スタートした瞬間にスワーヴリチャードが良いスタートを決めたのを見て、正直この時点で「スワーヴは3着以内に来ちゃうなぁ」と思って、すでに意気消沈。

案の定、スワーヴリチャードは内目の中団のポジションをしっかりキープし、最後の直線に爆発させようとしたのですが、そのスワーヴリチャードの後ろで虎視眈々と狙っていたのがモズアスコットでした。

連闘で、しかも関西からの遠征という事で軽視していた私は正直びっくりしてしまいました。

本命のサングレーザーも外目を回された影響なのか、最後の直線はそれほど見せ場が無く5着に敗れてしまいました。

リスグラシューもイマイチでしたね。逆にアエロリットは先行勢としては強さを発揮して、あともう少しで混合G1の覇者となる所だったのですが、まさかのモズアスコットの強襲に屈してしまった形です。

今回はスワーヴリチャードを無印にしていたので、どっちみち的中は出来なかったですが、やはりスワーヴリチャードにとってのマイル戦はベストな距離ではないのかもしれませんね。

もう少し長い距離の方が良さそうです。

安田記念の配当に関しては三連単や馬単等は付きましたが、三連複はそれほど魅力的な配当とはならなかったようです。

まぁスワーヴリチャードがスタートをバッチリ決めたので、今回はきっばり諦めて来週また頑張りたいと思います。


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